【第107回10月27日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

   Kawana Tetuhito

川名 哲人さん

今日の特異点

Noh先生のイメージ言語を活用したフッサールの現象学の整理を通して、人生がなぜ苦しいのか、これかからどうしたらいいのかの整理と理解が深まり希望を感じました。

当たり前ですが自分がトイレに行っても誰も着いてきません。自分と自分以外や肉体と意識が分離しているのが我々の当たり前の感覚です。あまりにも身近なその自然的姿勢態度を変化させることが必要だと説いたフッサール。それには改宗する以上に難しく断固たる決断が必要だと言われています。【現象】

令和哲学は今ここ目で見ちゃだめと言っています。

五感と脳を通過した身体が自分だというアイデンティティでは、相手を通して自分を規定することになるので大体、足りない、できない、分からないという不在状態から出発することになります。
例えば太陽と比較して光を発散できないとか。

不在は渇望、それがなかなか満たされない、満たされたしても一時的という苦痛に苛まれます。そのように現象に対して意味をつけていきます。【意味】

その苦痛をベースに約束合意体系が生まれ、そこに合わせて生きるから苦しくなるのです。【普遍基準】

この話を聞いた時、勉強や就職の流れについていくことに必死で、苦しかったことを思い出しました。

この普遍的基準をより良く変化させてくのが人類歴史ですが、どうすればいいのでしょうか?

フッサールはエポケー、判断停止、判断保留と言っています。
苦しい人生を変化させるためにどうしたらいいのか、私もいろんな勉強をしましたが、どれも根本的な変化に至ることはできませんでした。まさか今ここ目で見ていることが問題で、そこから変化させることができるとは令和哲学に出会ってビックリしたことの1つです。

現象から出発して未来に向かうのではなく、実は今ここが最先端だから現象から後退、バックすること、現象学的還元(心理学的還元、超越的還元)が必要だとフッサールは説きました。アニメ動画のように画面が無い(バック)有る(前進)を繰り返している中の有る部分の一瞬を脳が掴んで取っているのが今ここの現実です。

現象を生み出す意識。思い込みの対象と思い込の主体。【意識】

意識を生み出す潜在意識。真空エネルギーと虚数の対称性。【潜在意識】(ここまで還元が心理学的還元)

潜在意識を生み出す無意識をフッサールは純粋意識と表現しました。【無意識】(ここまでの還元が超越的還元)

令和哲学では現象世界を瓶の中の鳥、現象を生み出す背景を瓶、瓶鳥の外と表現したり、鳥をPC画面・アナログの動き、瓶をデジタルの動き、瓶鳥の外を源泉的動きと3つで整理、表現します。
フッサールの純粋意識、無意識が源泉的動きにあたります。この世界を数式化したのが「0=∞=1」 で、人間の脳ではイメージ不可能な凄すぎる動き、心。それが夢をみているのがエネルギーであり現実と整理しています。
これは、デカルトの「我思う故に我あり」という二元論を一元論にさせる世界でもあることに驚きでした。

ここまでバックした時に本質的構造がみえてきます。フッサールは志向的活動と表現しています。
この源泉的動きから出発した時、77億人誰もが幸せになれる普遍的基準に変化させることができるのですね。人と人とがつながって勢力ができれば、シミュレーションを変化させていくことができることに希望を感じました。
その仕組みを誰もが理解できるように、体系化されていることはすごいことだと思います。

普遍的基準

意味

現象

意識

潜在意識

無意識

Noh先生がお話された人生で死ぬ直前まで持っているべき2つのこと
①源泉的動き、本当の主体、本当の尊厳、観点が0にも∞にも1にもなれる大自由。自分が好きで好きでたまらない自分に対する愛と信頼、その心の私、不動心。どんな条件、状態、相手でも絶対に放棄してはならないもの。
②死ぬ瞬間までも今ここ解けて圧縮して今ここ自分と他者が最先端の出会いをしている。今ここ全てを使い切ってゲームができる我々であること。

習慣して自ら感動の出会いをつくっていこうと思います。

令和哲学アワードの詳細はこちらより

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