第104回 10/22 フッサールと令和哲学(2) 開催レポート
フッサールと令和哲学(2)
2020年10月22日(木)21:00~22:30
開催レポート
第104回「フッサールと令和哲学」2日目の開催報告です。
今日のWHTのテーマは「なぜ自分と関係ない客観世界が実在していると確信しているのか?」でした。討論者5名がそれぞれ主義主張し、論破していきました。
<講義概要>
心が他者を決めつけて、その決めつけた対象によって自分も決めつけられる。他者を物質でみれば自分も物質でみられ、他者を動きでみれば自分も動きになる。
「この体が自分」と思っている状態を含めて「意識」とすると、錯覚の主体が悟ることで、瓶鳥の外に出て「純粋意識」に到達できる。
<質問コーナー>※一部抜粋
Q:現象学は人間の思考を根本から変えたのか?
A:自然的態度を否定して現象学的態度に変えたのがフッサール。体が基準ではなく心が基準になる。だから難しい。イスラム教の人がカトリックに改宗するより10倍、20倍難しいと言われている。令和哲学を学んだ人は難しくない。
以上
参加者の感想
思いっきり100%哲学!難しかったけど面白かったです。質問の意味をまずしっかり理解することが大切だと感じました。フッサールの現象学を、もっと深めていきたい気持ちが生まれた回でした。ありがとうございました!(hirorinさん)
難しかったですが、わからないことをギリギリわかろうとする感じが楽しかったです。質問を理解しないと話が始まらないんだなと感じました。ビン鳥の外の世界は事件に関与することは不可能。だけどそれそのものになったときにはじめて平等な同僚、仲間を増やしていくことができて結果的に現実を変えていく勢力になれるんだなと気づきました。(けんやさん)
二元論を明確にさせることに衝撃を憶えます。また、その事を活用してフッサールの理解を深めようとする試みに可能性を感じています。このようなアプローチをする人はいないのではないでしょうか?(zakkyさん)
今日のWHTの最初のお題を聞いて、こんな究極的に難しいお題が出てくるのか!とびっくりしました。 しかし、そのお題に食いついていく出演者はみんな楽しそうでした。 何がきても楽しむ姿勢、うまくいかなくて失敗しても楽しむ姿勢を出演者から感じてとても美しいと感じました。 今日のテーマでは現象学というものの真髄を見た気がします。(マサトさん)
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