6月8日【第11回令和哲学カフェ】 哲学の美学-カント(6)
第11回令和哲学カフェ
哲学の美学-カント(6)
2020年6月8日(月)
21:00~22:30
開催報告
第11回令和哲学カフェは、272名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。
今回も引き続き、「哲学」をテーマにした内容になります。
ドイツの哲学者カントの著書『純粋理性批判』を用いて、集団コミュニケーション訓練ワークWHTを通して深めていきました。
今回は、新メンバー1人が加わり、また違った雰囲気でスタートしました。
Noh先生より、「人生は、騙す・騙されるゲーム。騙す・騙されるれのは好きか嫌いか」
というテーマを投げられ、参加者一様に、騙す・騙されることに対するイメージを討論していきました。
途中、WHTの醍醐味でもあるコミュニケーションの”混乱”が発生しましたが、それもNoh先生が
ワークで参加者に観点を気づかせるための意図があったことが分かり、改めてコミュニケーションの奥深さを感じさせる時間となりました。
だます道具が感覚、言語、感情、論理、イメージ、関係、意味価値が道具となって、騙す・騙されるが展開されます。だから、人生は悲惨・残酷・屈辱になってしまいます。
体を自分だと認識した状態の人間では、愛したいのに愛せない、幸せになりたいのに幸せになれない。
「騙す・騙される」の最悪の地獄状態です。
生きていれば一度はだますだまされる、そんな経験をするのではないでしょうか。
しかしそれは、私たち人間の観点の問題が解決できれば、全く違う世界との出会いが待っています。
令和哲学を通してカントを理解し、哲学を次元上昇させること、そして、日本を次元上昇させるための場を創っていきたいと思います。
次回の第12回は6月9日(火)、引き続きカントの『純粋理性批判』について、集団コミュニケーション訓練ワーク「WHT(Widening Heart Technology)」スタイルで行う予定です。
どうぞお楽しみに。
今月の予習
今週の令和哲学カフェでは、彼は18世紀を代表する近代哲学の祖と呼ばれる「カント(イマヌエル・カント(Immanuel Kantドイツ (1724年-1804)」から,令和哲学で哲学について深堀していきます。
哲学とは「人間とは何か」を探求する学問であるとカントは主張しています。カントを理解することを通して「人間とは何か」が見えてくる気がしませんか?
カントは『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書が有名です。中でも、「コペルニクス的転回」と呼ばれる認識論上の革命を起こした『純粋理性批判』は今回の令和哲学カフェのご参加では予備知識としてみておくとよいかと思います。
一体どこが革命的であったかを知ると今回の令和哲学カフェが2倍面白くなるでしょう。
カントを知るうえで押さえておきたいポイント
「認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う」
POINT! それまでの哲学でいわれてきた、人間の認識は対象を受け容れるものだとした認識論に対し、人間は対象を認識することはできず、人間の認識の主観が存在を構成するのだと説いたことです。このことから、人間の認識の限界を探求する近代の認識論が成立しました。
“simple is the best beauty”
人類歴史は、美しさを追求してきました。
人間は美しくなりたいし、本当の美しい文化文明もつくりたいと願ってきました。
これまで生きる意味や価値を追求してた宗教の限界から、人類は科学の概念をもちいて豊かな世界をここまで創ってきました。
次の時代、令和では、宗教と科学を融合した美学の時代が始まることを提言します。美しさとは・美とは何なのか?を皆様と語り、それらを作るためにどうしたらいいのかを語る場にしたいと思います。
またのご参加をお待ちしています。
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