5月29日【第6回令和哲学カフェ】哲学の美学-カント(1)
第6回令和哲学カフェ
哲学の美学-カント(1)
2020年5月29日(金)
21:00~22:30
開催報告
第6回令和哲学カフェを開催致しました。
Zoomでの参加83名、YouTubeの参加191名、
合計視聴者数274名でした。ご参加いただいた皆様、
誠にありがとうございました。
今週からは令和哲学カフェの真髄に迫る
「哲学」をテーマにWHT(Widening Heart Technology)という
集団コミュニケーション訓練ワークスタイルで、
「哲学とは何なのか?」「なぜ今の日本に哲学は必要なのか」という
What・Whyを土台に「いま何よりも日本に哲学が必要じゃないか」
を日本人1億3千万人を説得させる主義主張についてディスカッションをしました。
人の話がなかなか聞けない状態、例えるなら、コーラが入っているコップにコーヒーを入れてしまっても、コーヒーではなくなってしまうのと同様で、
自分の考えを持った状態で相手の話を聞こうとしても、上手に受け取れないことが、このワークを通して面白いほど理解できます。
内容的には、愛、お金や経済について、そして哲学を持つことをテーマにディスカッションする流れとなりました。
東洋人はお金に対してあまりいいイメージを持てない人が多いですが、お金も愛の一部であり、それを超えるもっと深い愛のイメージを持つことの問題定義となる非常に深いディスカッションでした。
また、視聴者の方からなぜ今哲学なのか?という質問がありましたが、人間が現状のままだと、疎通ができず孤独で心が苦しくなってしまうので、まずは、1人1人が自分の哲学を持つこと、そのために、自分の考え、自分の感情を持つことが必要です。
今までの人類歴史で、科学技術は凄まじい進化発展を遂げてきましたが、哲学の進化発展はおきていません。
令和哲学は、今までの哲学とはまったく違うイメージで、わかりやすく今ここ日常で楽しく使える哲学です。
日本の皆さまと令和哲学カフェの成長にワクワクしますね!
今週の予習
今週の令和哲学カフェでは、彼は18世紀を代表する近代哲学の祖と呼ばれる「カント(イマヌエル・カント(Immanuel Kantドイツ (1724年-1804)」から,令和哲学で哲学について深堀していきます。
哲学とは「人間とは何か」を探求する学問であるとカントは主張しています。カントを理解することを通して「人間とは何か」が見えてくる気がしませんか?
カントは『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書が有名です。中でも、「コペルニクス的転回」と呼ばれる認識論上の革命を起こした『純粋理性批判』は今回の令和哲学カフェのご参加では予備知識としてみておくとよいかと思います。
一体どこが革命的であったかを知ると今回の令和哲学カフェが2倍面白くなるでしょう。
カントを知るうえで押さえておきたいポイント
「認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う」
POINT! それまでの哲学でいわれてきた、人間の認識は対象を受け容れるものだとした認識論に対し、人間は対象を認識することはできず、人間の認識の主観が存在を構成するのだと説いたことです。このことから、人間の認識の限界を探求する近代の認識論が成立しました。
“simple is the best beauty”
人類歴史は、美しさを追求してきました。
人間は美しくなりたいし、本当の美しい文化文明もつくりたいと願ってきました。
これまで生きる意味や価値を追求してた宗教の限界から、人類は科学の概念をもちいて豊かな世界をここまで創ってきました。
次の時代、令和では、宗教と科学を融合した美学の時代が始まることを提言します。美しさとは・美とは何なのか?を皆様と語り、それらを作るためにどうしたらいいのかを語る場にしたいと思います。
またのご参加をお待ちしています。
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