第94回 10/6 ドゥルーズと令和哲学(3) 開催レポート
ドゥルーズと令和哲学(3)
2020年10月6日(火)21:00~22:30
開催レポート
令和哲学カフェ「ドゥルーズと令和哲学」の3日目となりました。
今回は「生命の強度を強化させるためには?」をテーマにWHTを行いました。
死にたいけど死ねないから生きている、というのは機械的条件反射の生き方と言えます。
そうではなくて、今日一日生ききることができたのか。
そのためには、何が必要なのかをディスカッションで深めていきました。
ドゥルーズは、強度は違いとイコールとして述べています。
すべてが変化しているから同じものは一つもない。
それがドゥルーズの哲学です。
ドゥルーズがこの哲学を生みだした背景として、
彼が高校生の頃、世界はナチズムに脅かされていました。
一部の権力者の観点が絶対となったときの悲惨さを身をもって体験していたから、
同一性を否定し違いを強調するに至ったのではないかとNohさんは言います。
無意味無価値な人生に
新しい意味価値つけることができるのがアーティストです。
点一つをつくることがどれだけ大変で神秘神聖なのか。
それを強調するドゥルーズ、ニーチェは日本にとって、とても重要な哲学者と言えます。
<質問コーナー>※一部抜粋
Q:「強度」は解析の力の意味でもあるのでしょうか。
A:強度は観点でもある。どのくらい自分が瓶鳥の外に出て、
自分の観点が77億を感動させる観点になるか。
最高の力に向かう意思そのものになることで、強度を一番強化できる。
究極のWill to Powerになれる。それが一番美しい魅力ある観点。
次回は10月8日(木)21時からです。どうぞお楽しみに!
参加者の感想
人生を救済できるのは芸術しかない 新しい意味価値をつけるのがアーティスト 自分の人生、ライフスタイルを美しく素晴らしいものに! 侘びさびの現代化。 これからの時代は美学と言う意味がやっとわかりました。
(あっちゃんさん)
アートとは、無知の完全性から新しく意味づけ、価値づけすること。人間は私のスタイルはこれだ!と世界に叫びながら生きたいのだと思いました。本物のアーティストが溢れる世界をつくりたいです
(hanaさん)
生命の強度というテーマ自体が面白かったです。 同一性を活用したナチスのやり方に対するドウルーズの涙があったのだなと思いました。時代背景を知ると、それぞれの哲学者がより理解が増しますね。 WHTの皆さんの活躍もお見事でした!(こみずさん)
ドゥルーズが生きた時代背景もあって違いの哲学が生まれたのだとすれば、この時代に令和哲学が誕生したことは必然なんだなと思いました。 今日も面白かったです!
(りんさん)
たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。
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