【第54回8月11日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

Kishimoto Shingoro

岸本 真吾さん

今日の特異点

みなさまこんにちは、岸本真吾です。
特異点に選んでいただきありがとうございます。
実は今回2回目の執筆になるのですが、実は前回とほぼ同じポイントで感動したらしく、そこで筆を執ることになりました。

そしてそのポイントとは、瓶鳥のお話です。
もうね、この瓶鳥、たまんないんですよ。

人間は死んだら消えて無くなるって思ってたけど、なんと!
「体を構成する分子・原子は無くならずエネルギーは残り続ける」と。

まずそんなこと考えへんし!って思いましたね。
死ぬ時にそんなん考えへんし、人の死について思考する時もそんな思考にならへんし笑。
でも、こうやっていつも常識を覆すような明後日の方向に話が飛んでいくからたまらないんですよね!

それで、改めて考えたら当たり前なんですよね。
火葬にしろ土葬にしろ、体は分解されても最小単位の原子は消えずに残る。言葉変えればエネルギーは無くならず、残り続ける。残って自然界を回り続けますよね。

それで「138億年間、生まれて死んでを繰り返してるのが人間」なのだそう。

これはもうヤバイっしょ!
だって、永遠に同じことをやり続けることほど苦痛で恐怖なことはないと思うから。

ちょっとイメージしてください。
今、私たちが生きるにあたり、朝、陽が登って目が覚めて朝ごはんを食べて学校もしくは会社に行きますよね。それで午前中が終わったらお昼ご飯を食べて、午後からまた勉強、もしくは仕事をします。それで終わったら帰って晩ご飯食べて時間になったら寝る。そして数時間後、また陽が登って次の日がくるわけです。人間ってずっとこのサイクルを繰り返して絶対にそこから脱出できないんですよ。定年迎えても怒涛のように繰り返す毎日からは逃れられない。

これって究極の苦痛と恐怖じゃないですか?

しかもそれを138億年間やっているとのこと。。。

・・・もう、、言葉が出ない・・・(><)

でも同時に、その絶望の分だけ、その瓶鳥の外の世界、毎日から脱出できた先の世界に憧れるわけです。その世界はどんな世界なんだろう、どんなに解放的なんだろうって、とてつもなく期待に胸が膨らむんですよね。

早くそっちの世界に行きたいなー!

あとね、今回、Silenosの話が少しだけありました。そこで言われていたのが、

①人生において最高のことは生まれないこと
②次にいいことは早く死ぬこと
③人生は虚無、悲惨、残酷

ということ。

これもまた・・・笑
もう、笑うしかないですね笑
だってシャープすぎるし、シャープすぎて本末転倒感満載やから!

人生で最高のことは生まれへんことて!笑
生まれへんかったら人生もへったくれもないやんけ!笑笑
ほんで、早く死ぬことて!笑
もう無茶苦茶やん!笑笑

最初そんな風に思いました。
まあ、体人間でみたら突っ込めるって話であって、nTechからみたら十分理解できるし、理解できるから笑えることでもあるんですけどね。

でもここでも瓶鳥のことは密接に関わりがありますね。
瓶の外に出るということは二度と生まれないことだし、生きたまま死ぬことでもあるから。そして、虚無・悲惨・残酷からも解放されることだし。
そしてさらに、先ほど上で話した私の「毎日」からも解き放たれることだから。

そんなこんなで、瓶の外、本当に憧れるなぁ〜。

本日も読んでくださりありがとうございました。

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