第53回 8/10 ニーチェと哲学・観点(9)開催レポート


第52回令和哲学カフェ
ニーチェと哲学・観点(9)

2020年8月10日(月)21:00~22:30

開催レポート

第53回令和哲学カフェは267名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

今日の回では、ニーチェの著書『ツァラトゥストラはかく語りき』の内容を軸にし、WHT形式で深めました。

ニーチェは「人ひとりは汚い川の水だ」と語っています。その人間の状態から「海になれ」と言います。このニーチェの表現に対して、「普通の人間が汚い川の水なら、どんな人間が海の水になれるのか」をディスカッションテーマとして討論しました。

まず、海の水のような人間になるとはどういうことかを一人一人が主張したあと、ニーチェの主張する観点を6階をしたとき、6階に一番近い主張を5階から1階までに当てはめて、整理する試みをおこないました。これは、ニーチェの観点と自分の観点、それぞれが主張する観点を客観的に理解しなければならないため、難しい議題であり、議論も白熱したものとなりました。

海の水のような人間とは、ニーチェの哲学でいうところの「永劫回帰」であり、言い換えるならば「完全循環」であるとNohさんは解析します。永劫回帰とは大自由の心です。それは、全てを肯定し、ひとつも否定しない、多様な人間になれることなのです。原因も結果もなく、今ココだけがあることがニーチェの哲学の1番の特徴と言えるでしょう。

次回は、ニーチェの哲学・観点の最終回となります。今までのまとめを通して、ニーチェの哲学を整理していきます。お楽しみに。

参加者の感想

カントもニーチェも令和哲学カフェに参加したかっただろうし、彼らの言うイメージを理解してくれる人たちがいることに歓喜してたことでしょうね。WHTの討論が本当に論破したり融合したり自由自在に言えることが心が柔らかくないと出来ないなと思います。心を教える哲学カフェがあちらこちらで広がると人との出会いが楽しいことでしょう。(Taechanさん)

西洋は科学技術の発展だけでなく哲学も発展させてきたことを思うと西洋人はプライドが高くなって当然だと思いました。私たち人類は西洋の恩恵と残虐さを受けてきたけど、西洋の技術革新をさらにアップさせるには全く新しい概念が必要で、それがnTechであり令和哲学だったんですね。哲学の理解が進むと次の時代に必要なものがみえてきます。(ARURUさん)

哲学がないことがいかに地獄だったのか、令和哲学を提唱するノ先生と出会えていることがいかに希望なのか、涙が出てきました。 (Kohさん)

最初の質問が深すぎました、、。 哲学難しすぎて、手に終えなかったけど、哲学なしには生きていけないことを日に日に実感しています。(ぬくこさん)


たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。

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