日本の哲学者紹介:出口 康夫


今回の哲学者

出口 康夫(デグチ ヤスオ)
京都大学大学院文学研究科教授。認識論・数理哲学*1・科学哲学を専門とする。

*1数理哲学:数学を条件付けている哲学的前提や哲学的基礎、そして数学の哲学的意味を研究するもの。哲学的主題を、その主張するところでは、より正確かつ厳密な形へと形式化するプロジェクトを意味する。

出口 康夫の思想哲学

〇確率論・統計学の哲学、科学的実在論、シミュレーション科学・カオス研究の哲学、カントの数学論、スコーレムの数学思想、現在は分析アジア哲学など研究分野としている。

〇東アジア思想の一元論と科学の二元論を融合して、現代の社会でも使えるパラコンシステント論理*2といった数理的な道具立てがかなり強力なツールになるのではと考えている。

〇この人の世界を変えるほどの影響を与えた人は、京都学派の創始者の西田幾多郎さん。

〇哲学は「知的な公共事業」だと考えています。別の言い方をすると「知のインフラ」整備事業と考え、社会活動に組み込まれている概念をつくり、伝え、新しい意味を与え、現代に適したかたちに組み替えていくものだと考えている。

〇分析アジア哲学をひとつのコアとする、哲学の共同体をアジアにつくっていくことで、アジア各国の相互交流や相互理解を一層進めて、大きく言えば、この地域の平和と安全に貢献したい。

出口 康夫の活動や影響

〇論文、共著、西洋哲学者の翻訳なども行っている。科学哲学や数学哲学などの応用哲学での本のレビューは高く影響が大きい。

〇最近ではSociety5.0と心理学:ITシステムと社会規範についても話しており、Society5.0という視座が心理学の既存パラダイムにどのように変革していくのかや、コロナ後の世界ということで「コロナ後は価値観の転換を迫っている」とし、価値の学問である人文学が価値の座標軸を考える手立てを社会に提供しなければと考えている。

記者がみる!令和哲学とつながるポイント

パラコンシステント論理は正に0=∞=1であり、哲学をもっと身近に若い世代の皆さんには哲学の在り方も知ってもらいたいちう考えの実践系が令和哲学、令和哲学カフェであり、共にビジョン同盟を結べるほど哲学に対する可能性を述べていると考えたからです。

この記事のライター

亀井 薫(Kamei Kamei)
マインドームインストラクター / 理学療法士

学生時代はプロ野球選手を目指していたが、突然の難病にかかり夢を諦め、
人生に絶望する。以来、色々な事に挑戦し、夢を描いたり、たくさんの学びにお金と時間を投資するも結局理想通りいかないことを繰り返す。

夢を描いては挫折し諦める人生であったが、令和哲学と出会い、その人生全部が実は、本当の自分と出会うために5感覚脳が創りだしたドラマであったことを理解する。そこから自然と人生の意味がわかり、人生をかけて遂行するミッションと出会う。

現在200人規模のプロジェクトのリーダー、プログラミング言語と最先端の令和哲学が融合したデジタル哲学を深めながら次世代リーダーの育成や人材開発をしている。

参考記事

〇出口康夫 Wikipedia 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E5%8F%A3%E5%BA%B7%E5%A4%AB#%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF
〇哲学がないと生き残れない!?
https://www.toshin.com/sekai/interview/11/
〇数学の哲学
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
〇パラコンシステント論理
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfuzzy/13/5/13_KJ00002087311/_pdf/-char/ja

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