世界の哲学者紹介:ダニエル・デネット


今回の哲学者:ダニエル・デネット

マサチューセッツ州ボストン出身。
ハーバード大学で哲学を学び、1963年に学士号を得た。1965年、オックスフォード大学から哲学の博士号を授与された。
タフツ大学の認知研究センターの共同ディレクター。

ダニエル・デネットの思想哲学

アメリカ合衆国の哲学者、著述家、認知科学者です。心の哲学、科学哲学、生物学の哲学などが専門であり、その中でも特に進化生物学・認知科学と交差する領域を研究しています。

著書「心はどこにあるのか」においては、以下のようなテーマについて述べられています。

・人間の心と犬の心はどうちがうのか。
・アメーバやウィルスには意識はあるのか。
・ロボットは心をもつ可能性があるだろうか。
・心は脳にあるのか、そして意識は科学的に説明できるのだろうか。

認知科学がとりくんできた心と意識の問題に、第一人者のデネットが進化論的アプローチであらたな疑問を投げかけていて、問いかけの面白さと独自のレトリックで、心の科学のあたらしい局面を拓いた、刺激的な一冊です。

ダニエル・デネットの活動や影響

認知科学は古い言葉で言えば「学際領域」であって、心理学、計算機科学、ロボット工学、言語学、生物学、そして哲学等の様々な領域を出自とする研究者たちが挑んでいます。
現代の英米哲学、いわゆる分析哲学の重心はかつての科学哲学、言語哲学から心の哲学へと移動してきているのだが、もちろんこれは認知科学の発展と連動しています。デネットはまさにその中心人物として研究動向をリードしてきた存在です。

記者がみる!令和哲学とつながるポイント

認知科学の第一人者であり、中心人物であり、日本においても「心はどこにあるのか」というストレートなメッセージ発信をしているため、直球勝負が一緒にできる人だと感じたため、令和哲学と繋がると思い紹介しました!

服部 綾子(Hattori Ayako)
NR AMERICA / Director

顧客満足・女性の消費者行動に興味を持ち、高校卒業後渡米。

米国大学にてマーケティングを専攻し、卒業後大手外資系消費財メーカーに入社。CRM(顧客関係構築)の分野で化粧品・日用品の販売促進や海外戦略に携わる。越境ECビジネスや貿易に携わる中で、多岐に渡るグローバルプロジェクトリーダーを経験するも、チームプレイを構築できない“判断基準・資本主義の限界”を感じ続ける。

その後、「nTech(認識技術)」と出会い、個人と組織が融合できる新しい組織構築モデル「トーラス組織」を実践しエリアマネージャーとして100人規模の組織の責任者を務める。 現在、サンフランシスコを起点に認識技術の北米展開に着手し、経営者やリーダーと新たな教育・経済のビジョン共有ができるプラットホームを構築。また、ハーバード大学教育心理学教授とともにDignity Educationを推進中。

ビジネス力・現実力を兼ね備えた、心のプロフェッショナルとして精力的に活動し、個人にとどまらず企業に至るまで幅広い問題解決コンサルタントとして活躍。

参考記事
https://ja.wikipedia.org/wiki/ダニエル・デネット

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000028339002&Action_id=121&Sza_id=F3

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