第87回 9/25 ニーチェと令和哲学(1) 開催レポート


第87回令和哲学カフェ
ニーチェと令和哲学(1)

2020年9月25(金)21:00~22:30

開催レポート

令和哲学カフェ「ニーチェと令和哲学」の1日目となりました。

1日目は、ニーチェ哲学の全体像の説明から入りました。
ニーチェの哲学は、シンプルに言えば「誰も歩んだことのない道を歩みなさい」ということです。ニーチェは今までの宗教、哲学を全て否定し、破壊しようとしました。
牧師の息子でありながら、キリスト教の教えは全部間違っている、西洋の歴史は偽物だと言い切りました。瓶鳥の外は脳でイメージできるものじゃない、それがニーチェ の精神だとNohさんは解析します。

人間が生きる意味価値は何なのか?自分の命の砂時計を何に使っているのか?
ニーチェはそれを問いかけています。機械的条件反射で命を使ってしまったら、
また、天命のために命を使っていなかったら、それは本当の自由ではありません。
自分の事件、ストーリー、映画ではないからです。
ニーチェはそれを「アモール・ファティ(自分の運命を愛せ)」と表現しています。

そのように、勇気溢れる生き方を自ら体現してきたニーチェですが、亡くなるまでの最期10年間は精神疾患を患っていました。瓶鳥の外は知ることができても、共有することが極めて難しい世界です。ニーチェの人生は、悟りを伝達できない孤独との闘いでもありました。

今回も新たな登壇者5人にとともに、ニーチェを深めることで、
今の日本に必要な哲学がニーチェと言われる理由を見つけていきたいと思います。

<質問コーナー>※一部抜粋

Q:ビン鳥の外にでたニーチェでさえ孤独だったのでしょうか?
A:ビン鳥の外に出ても関係性の問題はおこる。ニーチェの時は奴隷道徳。キリスト教が一般常識の時代に、時代精神と勝負するのはすごい勇気がある。新幹線が走るのを止まれといってるのと同じくらい。だから勇気ある人がいく道。粘り強く。
だけど、今は時のパワーがあるから、その人たちが必要な時代。
変なことを言ってる人に関心があるの。コロナによって心の時代になってるから。
イメージ言語を活用しながら、表現が豊かにシャープになっていけば相手を変えていくことができる。

参加者の感想

哲学=認識技術 という言葉が印象的でした。 瓶鳥の外に出た上で、中で苦しんでいる人をどう救済するか。 命のロウソクをどう燃やしていくのかにも繋がり、「自分の命より大事なもののために今日1日を過ごす」生き方をしたいなと思いました。(hidamariさん)

ニーチェが人に伝えられなかった悲しみ、苦しみを引き継ぎ、ひとりでも多くの人に伝えられるようになることがニーチェを解放することであり、日本を解放することだと思いました。 本日もありがとうございます。(村さん)

ニーチェ、100年早く生まれてしまって。。でも時を超えてメッセージしてくれてたのかなと思いました。令和哲学、毎日300人はすごいけど、みんなが賢くならないといけないときなので、もっと多くの人と共有したいですね。(MISAさん)     

言葉で表現できる世界は真理ではない。 言葉で表現できない完全無の世界、そしてそこから生まれるこの現実世界との関係性をイメージ言語によって表現している令和哲学の凄さ!ニーチェももっと深く学びたいと思いました。ありがとうございました!(リョーマさん)


たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。

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またのご参加をお待ちしております。

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