【第66回8月27日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー
令和哲学
AWARD
特異点ディスカバリー部門
長岡 美妃さん
今日の特異点
哲学とはなんぞや?・・・それは、真理を探究する知的営み。
哲学の進歩は、まるでボルダリングのようである。今の足場は新しい足場を見つけた時には踏み台となり、その足場は次の足場の踏み台となる。哲学も常に新しい概念によって書き換えられていく。
毎晩9時より行われている「令和哲学カフェ」、ここではカント、ニーチェ、ドゥルーズ、フロイトを令和哲学で解析しながら、聞く者の概念をぐんぐんと広げていく。
聞きなれない哲学用語に翻弄されることはあるが、耳は慣れていき、いつしか当たり前の用語として入ってくるようになる。そしてカフェで繰り広げられる討論も、頭をフルに動かしていないと振り落とされそうな感覚。まるで知のK-1にでも出場したような、そんな毎日である。
ではなぜ、そこまでして哲学を学ぼうとするのか?
それは、自分の持つ概念の幅でしか世界を捉えることはできないからである。
哲学なき者は、自分の経験知識のみが測りとなる。たかだか100年の経験知識で深淵なる世界は測れる訳もなく、また違う経験の他者との繋がりを持てることはない。
哲学を日常で使うことなく、学問という箱に閉じ込めておくのはあまりにも勿体ない。世界は「概念」でしかないということに気づいたなら、誰もが喉から手が出るほどの勢いで哲学を学ぶようになるだろう。
「哲学が難しい。」・・・それは難しいというベールを張るから難しくなるだけであり、人の脳は勝手にdeep learningしていくものである。楽しく聞けば、誰もが必ず分かるようになり、知らないうちに世界の見え方が180度変わっていることに気づくでしょう。
令和哲学は、東西の哲学の融合。西洋の学問を足場に、東洋の抽象の世界に手をかけ、更なる高みに人類を運んでいく。そんな奇跡の場が「令和哲学カフェ」である。
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