【第109回10月29日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー
令和哲学
AWARD
特異点ディスカバリー部門
中谷 靖子さん
今日の特異点
今回は、「意識が社会的存在を決定するのか、社会的存在が意識を決定するのか」マルクスを語るなら考えないといけないテーマからスタートしました。社会的存在とは、社会的な地位やポジションのこと。
このテーマはどちらだと思いますか?と、WHTでは2対3に意見が分かれました。マルクスの時代は本当に資本家階級の人がひどかった、社会的な価値を生み出しているのは労働者なのに、一部の上部構造の人が労働者を奴隷的に支配している。
物質をアレンジすることで新しい価値を創造する労働者、人間そのものを進化させる労働者の権利をなによりも優先させるべきだ、主人になるべき人間の可能性を守りたかったことを「資本論」に書いて労働者の身分を上昇させた。マルクスは「社会的存在が意識を決定している」ことの問題に怒りを込めて経済面から労働者階級の解放、人間を大事にしたという今回の解析を聞いて、いつの時代も革命家は、愛と勇気と知恵がなければ発信できないと思いました。
質問コーナーでは、哲学者はイメージ不可能な世界を啓発するもので、科学者はイメージ可能な世界を開発する、マルクスは社会科学者という立場で哲学を語っていると、令和哲学者が語るマルクスに愛と涙を感じることができました。
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