第62回 8/21 ドゥルーズと思考(2) 開催レポート
ドゥルーズと思考(2)
2020年8月21日(金)21:00~22:30
開催レポート
第62回令和哲学カフェは、253名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
「ドゥルーズと思考」の2日目、前半は「個人が歴史的な大事件を起こすために何を知る必要があるのか?」をテーマにWHTをしました。 討論者の5名がそれぞれ主義主張したあと、順番に論破したり、反論したり、応援したりするトレーニングを行いました。笑いが起こる場面もありつつ、振られても何も表現することができないメンバーが「今ここが地獄」と涙ぐむシーンもあり、とても見所のある回となりました。
ドゥルーズは「今ここ事件が生まれる、今ここ意味が生まれる」と言っていて、「人間は事件の単位、意味の単位である機械を無限につくりだす抽象機械」という「事件の哲学」について述べています。相手のどこに接続し、どんな考えの流れをカットして回路を変えるか、それが論破になります。論破できれば賛同者を増やすことができ、それが勢力となって、事件を生み出すことができます。
令和哲学では、今ここ目で観察する前に「1」の源泉的動きに接続してから観ることと、というNohさんの解析がありました。目で見てしまったら現実は錯覚だらけのエラーデータになり、「1」から観れば全体を統察することができるデータになります。
今ここ源泉的な動きそのものである自分が、すべての存在、すべての事件、すべての意味を生み出しています。ニーチェが説いた「超人」の生き方は、すべての知ってる世界から自由になって、映画の主人公として自分のゲームをつくり、自分がすべてを統制する生き方です。そしてドゥルーズはニーチェの哲学を物理学の次元まで精密に表現しています。
次回の令和哲学カフェは、8/24(月)です。
またお会いしましょう!
参加者の感想
むむむ〜(*⁰▿⁰*) なんかすごいけど、上手く言葉にはできない…わかるようでわからない…脳の汗かきまくりでした(((o(*゚▽゚*)o))) 出演者の皆さんの論理も主義主張もスゴイですね!!!みなさんがやりとりを本当に楽しまれていることが伝わってきます! 今日もステキな時間をありがとうございました✨✨✨(たくさん)
いまここで、事件を起こしてください、という投げかけはしびれますね。人間、迷っているときに「あなたの本心はこうだ」と言われるとそのように思い込んでしまうものですが、互いにそれだけに陥らない・陥らせない議論を展開する関係性の場が素敵だと感じました。(白窓軒さん)
笑いあり、涙ありのWHTでとても楽しかったです。どんな議論になっても、必ず先生が全てを活かしてまとめて下さるのがすごいなと感動しています。 今まで、西洋哲学者にあまり興味も持ったこともないし、何を伝えようとしているのかも理解できなかったのに、令和哲学カフェを通してどんどん理解ができてしまうことにびっくりしてます。 オンラインサロンが楽しみです!(hiromaruさん)
まさに大事件でしたね! 泣いてる人がいても、みんなで笑って受け止めてくれる場の温かさを感じました。(モモンガさん)
たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。
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令和哲学カフェコミュニティサイトをご覧ください。
またのご参加をお待ちしております。
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