第61回 8/20 ドゥルーズと思考(1) 開催レポート


第61回令和哲学カフェ
ドゥルーズと思考(1)

2020年8月20日(木)21:00~22:30

開催レポート

第61回令和哲学カフェは266名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

今回から「ドゥルーズと思考」のテーマ初日でした。「実践行動を決定する最後の根拠とは何か?」をテーマに、WHTを行いました。
5名の討論者がお互いの主義主張を否定したり、賛同したりした後、
実践行動に一番遠い主張を1階として5階までの順序をつけていくフリーディスカッションをしました。
参加者の討論の結果では
1階:自分の存在意義、2階:欲望、3階:情熱、4階:本能欲求、5階:自分自身の利益、となったところから、Nohさんは、
1階:本能欲求、2階:自分の存在意義、3階:欲望、4階:自分自身の利益、5階:情熱
と整理され、大きな実戦行動をする超人(ユーバーメンシュ )の生き方から考えるとこうなると解析されていました。

質問コーナーでは、「相手を論破するためのポイントは?」という質問について、「楽しむこと」と最初に一言おっしゃっていたのが印象的でした。相手の主義主張の土台の大きさより大きな器を見せることで、そこから論破ができると回答されていました。

ドゥルーズはニーチェの言っている超人(ユーバーメンシュ )を具体化したかとういう質問に対しては、ニーチェを復活させたのがドゥルーズであり、今の若者に必要なのがニーチェであると解析されていました。若者がニーチェをどんどん学ぶ時代が来る予感がしました。

明日8月21日も、引き続きドゥルーズと思考について深めていきます。
どうぞお楽しみに!

参加者の感想

行動の一番の根拠は何なのか?本能欲求は生き物の人間として持っているもの。だけど、それを越えて生きることができるのが精神であり、尊厳なのだと感じました。 超人としての生き方を獲得して、今ここ完全な心から欲望を描き、その方向性に情熱を燃やし、命を使っていきたいと改めて感じさせられました。つい、違いと新鮮な心で出会うということを忘れやすいので、このアンケートをきっかけに明日を大切に過ごしたいと思います。(ほりこさん)

論破競するにはどうしたらいいか?という質問の答えが、その人よりもさらに外側から観ることで、ゲーム感覚で論破するというとこや。欲求は足りないところを埋めようとする、欲望は満たされたところからの願望という、違いが文字どおりではあってもNoh 先生の解析で聞くとなるほど!と思ってしまう。今日もためになりました!(sarariさん)

日本の弱点は論理パートに蓋してることに気がつかないこと。感覚的コミュニケーションが成り立ってると思い込んでること。西洋の認識方式を理解するほど日本の現在地を自覚する。哲学を紐解いてゆくことが楽しい。これからは1人ひとりが哲学を持っていくこと。ノさんの講義がたくさん聴ける令和哲学カフェの価値は大きい。現実に大いに役に立つスパイスがたくさんある。明日も楽しみにしています。今日もありがとうございました。(ゆかさん)     

人間の行動、全ての出会いが事件であり、事件が繋がり歴史になる。
一番深い欲望から、現実を統制し、日本から事件をおこしていく事が出来る事は希望だと思いました。(hiroさん)


たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。

もっとアンケートを見たい方は
令和哲学カフェコミュニティサイトをご覧ください。

またのご参加をお待ちしております。

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