第142回〜第146回 自然的態度の見つけ方 開催レポート (12/21〜12/25)


開催レポート

ファシリテーター勝又保吉さんによる「自然的態度の見つけ方」最終日、Noh氏を迎えての質問道場でした。

勝俣:今回のテーマは、背中を見せる。
1日目、2日目で、教えなきゃという感覚を手放すことでイノベーションが起きるかもしれないと思った。ファシリテーターがまとめなかったらどうなるか、教えなかったらどうなるか、不安もあった。
完璧を見せないと子供だと思われる、ボロが出ると認めてもらえない、その感情のアルゴリズムが起動するのを感じた。それも手放した。
自分自身がこのチャレンジを楽しむこと、自然的態度を今ここで手放せなかったら、机上の空論になる。思い込みの中でグルグルして永劫回帰する。それを今こことめるのを4日間で体験した。

Noh氏:令和哲学は、現象学的態度とかなり共通点が多い。そこにいくためには、自然的態度が何なのかわからないと腑に落ちない。かなりシャープなタイトルで凄いことが起きると思いました。
フッサール、デカルト、ヴィトゲンシュタインを使いながら、自分の言葉で表現するぞというのが素晴らしいですね。

<質問コーナー>※一部抜粋

Q:表の観点、裏の観点、間の観点が必要とはどういう意味か?
A:宗教でたとえると、キリスト教だけ信仰している人はキリスト教がすべてと思い込む。キリスト教もあるけど仏教もあるし、イスラム教もある。
そのように、観点1個にはまっているのは何もわかっていないのと同じ。目で見ているレベル、脳の観点1つに固定されているレベルでは、客観的な情報データの整理整頓ができないという意味。自己流になる可能性が高い。

Q:仏教の禅定はなぜ9段階なのか?
A:「人間がどこからきてどこへ行くのか」をわかるためには、地球、太陽系、銀河系、ダーク物質、ダークエネルギー、後ろに引いて引いて、これ以上バックできないとろまで引いてオールゼロ化すること。一番後ろまで引いた時に、今の自分の現在地、ポーズがなぜこうなっているのかわかる。一番後ろに引くプロセスが仏教では9段階。

Q:フッサールの現象学の限界とは?
A:西洋の学問は答えにアプローチできない、このままでは人間の尊厳がなくなってしまうから、哲学で学問を立て直したい、それでつくったのが現象学。後ろまで引いて、純粋意識でみる。すべてが心。ボールペンを物質でみれば心理学になる。フッサールの現象学の限界は、意味が生まれる仕組み。関係、出会いによって意味が生まれる、その細かさがない。ドゥルーズの違いの哲学と、ヘーゲルの同一性の哲学を統一できてない。

Q:自分の言葉で語るとは?
A:哲学は実践行動。嫌韓論の海の中でやったことがある。自分が今やってること、苦労したこと、気づいたことを語ればいい。それがあなたの哲学になる。言語自体は限界がある。イメージ言語と新しい感覚をつけながら理解するのが令和哲学。今までの暗記言語と体では認識できない。

以上

その他日程の出演者による開催レポートはこちら

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参加者の感想は令和哲学カフェコミュニティサイトをご覧ください。

【開催日時】
平日毎晩 21時〜22時30分開催
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【参加費】
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【参加方法】
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