6月3日【第8回令和哲学カフェ】 哲学の美学-カント(3)


第8回令和哲学カフェ
哲学の美学-カント(3)
2020年6月3日(水)
21:00~22:30

開催報告

第8回令和哲学カフェは、270名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

第6回から第10回までは、「哲学」をテーマにした内容になります。

今回もドイツの哲学者カントの著書『純粋理性批判』を取り上げ、集団コミュニケーション訓練ワークWHTを通して深めていきました。

初めに、Nohさんよりカントの解析が行われました。哲学とは主体を開発、開拓することと令和哲学では解析しています。カント哲学では、認識道具、認識形式を使うことで認識対象が生まれると主張していますが、この認識道具という概念を取り入れたことで、カントは哲学の歴史において今でも革命的な役割を果たしているのです。

さらに、その認識道具を「レンズ」、認識の結果体を「写真」とするならば、レンズとは何なのか?それがなぜ必要なのか?をWHT形式で五人で語っていきました。それぞれが思うレンズのWhat、Whyを語っていくなかで、いかにこのレンズという役割の定義が難しいのかを実感するWHTとなりました。

私たち人類は今まで観点の重要性について知ることはありませんでした。しかし、これからの時代は、観点と観点の問題をどう解決するのかがわからなければ、心の不安や恐怖を超えることは難しいのです。令和哲学を通してカントを理解し、哲学を次元上昇させること、そして、日本を次元上昇させるための場を創っていきたいと思います。

次回の第9回は6月4日(木)、引き続きカントの『純粋理性批判』について、集団コミュニケーション訓練ワーク「WHT(Widening Heart Technology)」スタイルで行う予定です。どうぞお楽しみに。

今週の予習

今週の令和哲学カフェでは、彼は18世紀を代表する近代哲学の祖と呼ばれる「カント(イマヌエル・カント(Immanuel Kantドイツ (1724年-1804)」から,令和哲学で哲学について深堀していきます。

哲学とは「人間とは何か」を探求する学問であるとカントは主張しています。カントを理解することを通して「人間とは何か」が見えてくる気がしませんか?

カントは『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書が有名です。中でも、「コペルニクス的転回」と呼ばれる認識論上の革命を起こした『純粋理性批判』は今回の令和哲学カフェのご参加では予備知識としてみておくとよいかと思います。
一体どこが革命的であったかを知ると今回の令和哲学カフェが2倍面白くなるでしょう。

カントを知るうえで押さえておきたいポイント

「認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う」

POINT! それまでの哲学でいわれてきた、人間の認識は対象を受け容れるものだとした認識論に対し、人間は対象を認識することはできず、人間の認識の主観が存在を構成するのだと説いたことです。このことから、人間の認識の限界を探求する近代の認識論が成立しました。

参考に観てくださいね
テーマに寄せて・・

“simple is the best beauty”

人類歴史は、美しさを追求してきました。


人間は美しくなりたいし、本当の美しい文化文明もつくりたいと願ってきました。
これまで生きる意味や価値を追求してた宗教の限界から、人類は科学の概念をもちいて豊かな世界をここまで創ってきました。
次の時代、令和では、宗教と科学を融合した美学の時代が始まることを提言します。美しさとは・美とは何なのか?を皆様と語り、それらを作るためにどうしたらいいのかを語る場にしたいと思います。

レポート&アンケート


またのご参加をお待ちしています。

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