【第101回10月16日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
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特異点ディスカバリー部門

Morphie

Morphie(風見雅子)さん

今日の特異点

昨夜は「フロイトと令和哲学」シリーズ最終回であり、また、令和哲学カフェ自体も開催101回目となりました。100回目がフロイトの精神分析本が出版された日であったり、嬉しくも101回目がニーチェの誕生日と重なっていたりと、西洋哲学史をリードして来たフィロソファーたちに祝福されたシリーズだったなという印象を持ちました。

5回開催を通して出演者たちの進化も肌で感じるものがありましたが、歴史初Noh先生による「感情手術」の公開執刀が行われたせいか、出演者同士の結束感もいつになく強くなっているのを感じました。オープニングでは互いの自己紹介を韓国語に翻訳して発信するという試みがなされ、一気にグローバル感が漂いましたが、「新しいことに何か一つチャレンジする」という姿勢態度を魅せる素敵なパフォーマンスに形状記憶+αの真理のロゴスによって進化していくチームプレーモデルを見せてもらったようにも感じました。

最終回のまとめのパートはいつもとっても楽しみにしているのですが、今回はまた一段とアップグレードしたまとめで魅了してくださったNoh先生。1回目に15分程の時間で古代ソフィストたちに始まり、哲学者たちの提言がどのような不安定や不完全・限界を安定化させ順を追って進化を遂げてきたのかが俯瞰できる視座に連れていって下さるおかげで、フロイトという人物の何が偉大で何が果たせなくて不満だったのかも自ずと見えるようになってしまうのが凄いところです。

人間は自分の目的や使命を知りたい存在ですが、それを知る為には出発(原因)がどこなのかを分かることで、現在地が理解でき、目的へ向かうことができます。

原因を知る為には原因の外に出ることであり、第一原因を明確に規定できることで全ての因果の外に出なければならないという話しにハッとさせられました。

哲学史を辿れば、フロイトより前はすべて意識の世界でまとめられ、フロイトはその第一原因を99.97%の無意識で説明しました。宗教の独断が崩壊した時代に、それでも人間の精神はそんなに簡単なものではないのだと夢判断へ行って無意識を本物と規定し、無意識が夢を見ているのが意識だと主張したのがフロイトだったのですが、やはり、すべての因果を完全観察できるポジション、電気そのものにならないと分からないよと言うのが令和哲学の主張だと理解しました。

「世界は変化する可能性はない」と残したフロイトの一言に、Noh先生も彼がそこまでの無意識はやはり見れていなかったということを見抜いておられました。同時に、フロイトの娘のアンナ・フロイトの「世界を改善する為に誰一人もほんの一瞬も待つ必要がない」という言葉から、彼女が今ここがどんなに凄いのか!!を観ていたことも推測され、それを聞いた時に後から来た者がオリジナルを超えていく希望も感じました。

夢を解析することで第一原因を規定しようとしたフロイトに対し、令和哲学者のNoh先生は動きでイメージさせるのです。目が見ることは心臓が動かないと不可能であり、心臓は酸素がないと、酸素は光がないと、光はダーク物質・ダークエネルギーがないと、それは真空エネルギーがないと、真空エネルギーを生み出している根本の何かがないとと。

つまりすべての根本が動かしているから、人類が500万年間嘘・錯覚を真実だと思い込んでいる、その「夢」をすべて手放す時が今なのだと言われた瞬間、誕生日を迎えたニーチェのバースデーソングが流れ拍手喝采が聞こえた感じがしました!

出発の第一原因「1を明確にDefine規定してしまった」令和哲学の偉大さ!

感情手術でも一人の人間が一気にエネルギーから変貌を遂げてしまう瞬間を垣間見た私たちですが、1がDefineできている以上、人間が変化に恐怖する時代は終わるのです。これからは変化の仕組みが分かって、不変と変化の関係性を理解し、人生を手段道具として完全意識の拡張に向かっていく人間性能2.0、3.0バージョンが当たり前の時代になっていく展望が見えます。

101匹目の猿、基、101回目の令和哲学カフェで、これも感情手術公開の賜物か、皆さんの質問の次元が全く変わっていたことに驚愕しました。どれも現象的な質問ではなく、自分の無意識の心の状態をどう解決したらいいのか?という類の質問に収斂されていました。そうなるとファイナルアンサーはもう令和哲学を学びで終わらせず、いつもの日常に今ここ使っていくシンプルな道しかありませんよね。

これから毎日、ディオニュシオスの踊りが踊れそうな勢いの令和哲学カフェ、いよいよ19日は第3回のアンケートフェス楽しみです。皆さんで一緒に参加して楽しみましょう!

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