【第155回1月15日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

塩見 敦子さん

今日の特異点

このテーマの最終日、熊倉恵子さん(K子さん)がファシリテートをNoh先生にバトンを戻され、質問道場が繰り広げられました。誰よりもK子さんがNoh先生の登場を楽しみにされていたように思います。2期を振り返ると「教育」「自然的態度」「破壊」「存在の謎解き」「関係主義」「今の時代を生きるニーチェ編」とテーマがある種、絞られていましたが、K子さんは「700万年間のパラダイムシフト~5人会議~」という人類歴史の全てを取り入れる所からスタートするタイトルで、これは真剣に聞かないと分からなくなると思い、1日目は必死に画面に食らいついていました。

プレゼンがはじまるとその想いは杞憂に終わりました。K子さんのアパレル時代の問題意識を通して、物質文明の限界・課題、そこに勝負してきたけど絶望することしか出来なかった当時のK子さんの想いが自然と私の心に入ってきて、700万年間の人類の涙をK子さんの心を通して感じることが出来ました。K子さんが4日間を通して物質文明は限界であることを視聴者に気付くようにしてくださったと思います。


質問道場ですが、Noh先生に対してK子さんのシャープな質問が矢継ぎ早に出て、視聴者・登壇者からも多様な角度からの質問が飛び交い、有意義な質疑応答の時間になりました。その内容を少しご紹介します。

〇マスメディアは、民衆達が向かう道を案内するべきだけど、その機能を発揮できていないので民衆達の悩みを解決できていない。それに応えようとするのが令和哲学カフェ。

〇自然は、免疫システムを持っているから、人間がモノの変化運動移動から観点の変化運動移動に変わった時に環境破壊、環境汚染、大量廃棄がなくなり、健康的な自然に戻ることが出来る。

〇これから人間1人1人は、教育経済・教育革命を通して強者IDになり、今までにない感動の爆発を起こすことと、個人知識企業家となってリゾーム組織を完成させること。

〇5人会議とは、人間関係が深く美しく、生産性が一番高まる組織システム。依存はお金ではなくアイディアにする。脳に勝利したシンボルであり心の時代を創る基本ユニットである。

〇心の時代を生き抜く為には、生きる姿勢態度が大事。自分の人生を主導しゲーム・事件を構築していくこと。その為に観点1個を0化して商品を創ることが出来る原料化の達人になること。

〇論理とは、1に溶けて1間点から主語述語が生まれる仕組みが分かることで、主語述語がどうつながるか説明できること。自分が77億人を幸せに導く道が明確にみえることで、自分のゲームを設計でき論理が立つようになる。


そんな中で私が一番感動したことは「迷惑かけてはいけないと言いながらも弱者IDは迷惑をかける」これを聞いた瞬間に鳥肌が立ちました。「日本人の迷惑をかけたくない、相手を尊重する心があるのなら己が強者になれ!」と言われているようでした。自分自身が強者になることが問題解決の道であること、逆を言えば自分が強者にならなければ問題解決が永遠にできないことを気付かされました。

では具体的にどういうことなの?と思った時に、そのモデルをみせてくれたのが、今回のK子さんのファシリテートであり、5人組でした。皆が強者でありながら、相手を補完しながらも主義主張をしていく。そして5人会議という組織のイノベーションを起こされた。美しい人間関係、深い交流、アイディアを創出するパイオニア集団。これこそが心の時代を創る脳に勝利したシンボルである。それをWHTという実践の場を通してみせてくれました。この5人会議が次の5人会議に引き継がれ、どんなムーブメント起きるのか楽しみです。

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