【第64回8月25日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

    Yasuko Nakatani

中谷 靖子さん

今日の特異点

 

今日のテーマは「感覚とは何なのか、感覚は何のために存在するのか」、この質問からスタートしました。

私たちは正しく見ているのか
何を見るために目があるのか
何を聞くために耳があるのか

感覚の存在目的とはなにか究極のゴールとは何か共に考えてみたい。
というNoh先生の投げかけで始まり、いきなり考えさせられてしまいました。

カントは、ニーチェは、ドゥルーズはどんな感覚を持っていたのか、感覚なしで生きることはできない。
自分が当たり前に使っている感覚というものがなぜあるのかなんて普段ほとんど考えもしないことですが、これが哲学の真骨頂なんですね。

瓶鳥の中と外、シンプルなひとつの世界だけがある。
ドゥルーズは、点すらない「無意識の欲望(違いのエネルギー)」と言っていた今ここですべてが生まれてくる主体と対象の分離ができない感覚から欲望が生み出す、今この瞬間に違いが生まれるというドゥルーズの「差異の哲学」は令和哲学とかなり似ているけれど、圧縮した時(存在)のエネルギーをアルゴリズムまで明確に説明していないと言っていました。

令和哲学では、これまでのカントからヘーゲル、ニーチェ、ドゥルーズなどの西洋哲学を貫いて、数学も科学も全部取り入れて、新しい概念で整理して今日のテーマを一段階納得させてくれました。

細かいところはまだですが、

タ―と分散しきってピーンと張った一つの感覚が「主体」
圧縮した時の存在が「対象」
主体(瓶の外)と対象(瓶の中)の分離がおきない「感覚」
目で見て耳で聞く明確な分離が起きている状態を「知覚」

「感覚の結果が現実、解析の結果が未来」という言葉がでてきて、心の感覚ですべてを見る今ここ完全観察システム、今ここに過去・現在・未来が全部ある。という令和哲学の奥深さを感じました。

一回でこれだけてんこ盛り状態なので、ゆっくり消化しながら、まだまだこれから楽しみにしています。

 

令和哲学アワードの詳細はこちらより

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