【第56回8月13日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

Furukawa Izumi

古川 いずみさん

今日の特異点

「違いの本物の価値とは?違いの真の価値とは?」
日常の生活を送っている人の中で、どれくらいの人が「違いの本物の価値」について考えたことがあるでしょう?少なくとも私は今まで生きている間で、「違いの本物の価値」について考えた事は一度もありません。(いばる事でもないのですが)

毎回毎回、令和哲学カフェ内のWHTコーナーで「うーん」とうなる「問い」をNoh先生が投げてくださり、そこで私は「今日もキタキタキターーー!!」と出演メンバーがどのような回答をするのか、ワクワクすると共に、自分の脳みそが「うんうん唸る」事にときめきを感じるのです。なぜかというと、毎日令和哲学カフェを視聴することにより、すこーしずつ思考力が育っているのを何かの折に感じるのでときめくのでしょうね。

さて今日は出演メンバーも一新されたので、彼らの挨拶を初々しく感じながら「違いの本当の価値とは?」という問いに対してのそれぞれの回答を聞いていくと「出会いを楽しむため」「人類を進化発展させるため」「多様性の創造」「認識を楽しむため」「限界を突破するため」というバラエティに富んだ回答が出そろいました!私は一つ一つの回答に対し、「うんうんそうだよね。」と納得したり「それはちょっと違うんじゃないかなあ。」などと思ったりしながら観ていたところ、突如としてNoh先生から新たな質問が投げ込まれました!「あなたも正しい、彼も正しい、彼女も正しい、全部が正しいとなったら、みなさんが出した回答はそれぞれどうなりますか?」と。またまた脳がスパークしそうになるのを感じましたが、いろいろ私が想像を巡らせてる間に、各々メンバーの答えが出そろいます。「出会いも楽しめなさそう」「人類を進化発展させられなさそう(具体例に答えられずアウト!!)」「多様性の創造も起きなさそう」「認識も楽しめなさそう」「限界も突破できなさそう」という残念な結論。。。

その時、私はいきなり質問(方向性)が変わったことも気になって、その後の展開を息を飲んで見守っていました。そしてそこで出てきたNoh先生のまとめにひっくり返りそうになるのです。「人間は違いを認識していない。違いを認識しているフリをしているだけなんだよ。」

その一言に「ええええーーー!!それってどういう事ですか?だって人間の脳は違いを取るのが大好きじゃないですか。。。」などなど私の心はざわつきます。Noh先生は続けました。「人間は単語1つで曖昧な同一化をして、本当の違いが観えないんだよ。繊細な観察ができない。認識センスが鈍いんだよ。」確かに。。。

昔、対話のスキルを勉強していた私は「多様を認める」という言葉に感動していた訳ですが、多様を認める実践が身近になればなるほど実際は難しく、社会を変えようと頑張っている方々のパートナーシップの難しさを目の当たりにしていたところがありました(そんな私も類にもれず、当時は夫と理解しあえてなかったのですが)。結局、中途半端に「みんな違ってみんな良い」としようとするけど、「曖昧な同一化をして本当の違いがよく分からなかったから今までうまく行かなかったんだ!」と昔持っていた問題意識が点となって浮かび上がり、次に出てきたNoh先生の言葉によって線となって繋がりました!

「どこからどのように共通なのか、どこからどのように違いが生まれるのか、それが明確に分かれば溶けて上昇が起きるんだよ。」「難しいんだけど、それが本当の違いの認識なの。」なんて明快な答えなのでしょう!そこでふと気づきます。令和哲学を学ぶようになって、心の動き、心の仕組みを知ってから、夫の気持ちが理解できるようになり、その後夫婦関係は俄然良好になったのですが、自然にどこまでが彼と共通でどこからが違いなのかを感覚レベルで把握し、その違いを理解する事で夫婦関係が良くなってきたのだという事を先生の一言によって気づかされたのです。

点が線となり、線が面となった気分です。身近な人間関係から社会変革、世界恒久平和まで一直線に繋がっているこのミクロ~マクロ感覚。すごすぎます。繊細な認識センスをもっともっと高めていきたいですし、多くの日本人がゾンビ感覚、思い込み感覚、体感覚を卒業して繊細な認識センスを持ったら、本当に素晴らしい国になるなあと、ほくほく顔になって本日の視聴も終了を向かえました。今日も充実の時間を本当にありがとうございました!

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