第20回 6/23 尊厳の美学(5)開催レポート


第20回令和哲学カフェ
尊厳の美学(5)
2020年6月23日(火)

開催報告

第20回令和哲学カフェは、287名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

今回で「尊厳」シリーズは最終回です。Nohさんより尊厳についてのまとめを行い、質問道場形式で質問に答えていく回となりました。

尊厳とは何なのでしょうか。なぜ、この時代に尊厳が必要なのでしょうか。これからの時代、人間の体が科学技術の開発対象になっていきます。なぜ科学技術は発達しているのに、哲学は発達していないのかの問いから、テーマは尊厳へ移行していきましたが、哲学の最終結論は、人間が尊厳で生きることです。哲学の研究領域である瓶の外をいかに啓発できるかがこれからの時代のキーワードとなります。

体の感覚は何の努力もなしに得られる感覚です。尊厳感覚は一度得たら永遠に消えることはありません。尊厳感覚を得た人は他人の尊厳性を破壊せず、自分の尊厳は自分で守ります。そして、尊厳を広げていこうとする、というNohさんの解析によって、尊厳の奥深さがわかるまとめとなりました。

また、質問道場では、なぜ日本は迷惑をかけることがいけないと思いやすいのか、という質問がありました。日本は3000年間他の民族に負けたことがないため、とてもプライドの高い民族です。やればできる!の確信に溢れていました。そんな負けを知らない民族が戦争を経て、負けを認めたとき、自虐史観となり、ただ物を製造する機械のようになっていきました。人間は最高の偉大な発見、出会いのために生きています。それが尊厳との出会いです。日本が尊厳に目覚めることで真理の時代が到来する、というNohさんの解析で締め括られました。

令和哲学カフェでは、歴史、文明の流れを変えるための道具として、この時代の全世界の人から愛されるブランドを目指して、みなさんとともにつくっていきたいと思います。

次回からは新シリーズ「思考の美学」をテーマに開催します。美しい考えとは何なのか、みなさんと考えていきたいと思います。どうぞご期待ください。

参加者のご感想

色々と心に響いたところがあったのですが、次のテーマ「考え、思考の美学」にめちゃくちゃ興味を引かれてしまい、感想がぶっ飛んでしまいました。 明日から、もっともっと楽しみです!(れいかさん)

ものすごく深いことを端的にさらっと名言ばかりだった。人間だからこそ発見できること。最高の出会いの為に生まれてきていること。尊厳との出会い。 令和哲学カフェは楽しすぎて、TVを見なくなりました(笑)(匿名さん)

今日のカフェは本当に深い内容ばかりでした。私も善家さんと同じ2人の子供をもつ母親なのですが、私たち親が子供に尊厳の大切さを教えることはこれからの時代、とても重要だと思いました。私自身も情報過多でいつもブレてしまうことも反省させられました(glicoさん)

最高の出会いの為に生まれてきた人間だからこそ、出来る出会い。 この言葉が深く染み渡りました。(みっちゃんさん)


たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。

またのご参加をお待ちしております。

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