「特異点」ディスカバリー部門 エントリー【第10回6月5日分】


令和哲学AWARD
「特異点」ディスカバリー部門
エントリー

毎回、ドラマのストーリー展開を見てるかのように、ドキドキワクワクしながら拝見しています。

昨日の令和哲学カフェ(6月5日 第10回)は、「観点(認識能力)の機能・性能・効能とは何か?」をカント哲学を中心に深める内容でした。

最初に令和哲学者のNohさんから、「カントは、どこまでを分かり、どこからが分からなかったのか」を、「①思い込みの主体・②事件の主体・③解析の主体」の3つの主体で明確に線引きされ、超難解と言われるカント哲学を、たった10分間でシンプルに説明してくれました。

これだけでも相当驚きましたが、その後の「WHT」というコミュニケーションワークは更に驚きと感動がありました。

WHTでは、「ハエを狙うカエル、カエルを狙うヘビ、ヘビを狙う鷹、鷹を狙う人間」の絵を見ながら、Nohさんから「観点(認識能力)の機能・性能・効能を見ながらどのような共通点があるのか?」というテーマで5人の参加者の方と共に深めていきました。

正直、私はテーマの意味を理解することだけで、いっぱいいっぱいになりました(笑)。参加されてた方々も頑張っていらっしゃったと思います。

しょこたんの「ハエやヘビ、鷹など、それぞれの宇宙がある」
さわゆうの「対象しかない(主体はない)」
という意見の違いを中心に、Nohさんのリードでコミュニケーションが進みますが、その質問がすごく、かなりコミュニケーションがカオス状態になり、一時も目が離せませんでした。

「この後どうなってしまうんだろう?」と、ドキドキしながら見守っていましたが、Nohさんの整理で、一気に、カオスの混沌とした状態が1点に集約され、美しい宇宙が立ち上がるような大反転が起こり、その美しさに鳥肌が立ちました。

Nohさんはこのように整理されました。
「共有点は心で観ること。違いは脳で見ること。」
「さわゆうは観点の外・悟った人間の観点から一つの宇宙を立ち上げている”令和哲学”」
「しょこたんは一人一人の観点を話しているので、観点の仕組みをよくわかっている”カント哲学”」

さわゆうとしょこたんが、どの観点から発信しているのかを明確に診断し、最初に話してくださった「令和哲学」「カント哲学」ともつなげて視聴者にもわかりやすく整理してくれました。視聴者としては、「このように哲学を使えるんだ!」ととても感動します。

そして、
ハエのような人間の観点
カエルのような人間の観点
ヘビのような人間の観点
鷹のような人間の観点
普通人間の観点
悟った人間の観点
があると。

Nohさんは観点から完璧に自由になっているからこそ、人間の中でもいろんなレベルがあることを気づかせ、観点の機能・効能・性能も考えさせながら、
すべてを道具に、カント哲学を説明し、カントを超える、真の自分の認識領域に私たちを案内してくれている深い愛を感じ、令和哲学の凄まじさと希望を感じました。

最後にNohさんから、「今の時代になぜ哲学が必要なのか」の投げかけをお聞きし、今の混沌とした時代に、私たち一人一人が哲学を持って生きることがどれだけ大切なのかを感じました。これから、より皆さんとともに深めていきたいと思います。

また次回もとても楽しみです。

令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

Auther : Keiko Kumakura

熊倉 恵子さん

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