【第88回9月28日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

Atsuko Shiomi

塩見 敦子さん

今日の特異点

今日のテーマは『健康社会の絶対条件とは』です。

三浦春馬さんの死から2か月余り、竹内結子さんの死、その2週間前には芦名星さんと、日本にショックを与える訃報が続きました。地位・名誉・富・仕事・才能・美がありながらも、死を選んでしまう理由と、1人1人が本当の心の健康になれる社会とは何か?を考えさせられました。

誰しも今の社会が健康であるとは言えないと思います。健康でないのなら、その原因は何か?これも分からない人がほとんどです。そもそも原因をみることができる目を持っていないがために、ものの観方に問題が起こり、その観察エラーを起こす。全ての人が不健康と言えます。今回の著名人の訃報は、「この人のようになりたい!」と憧れる既存の成功モデルが本物のモデルではないことに気付く事件だと思います。私も令和哲学と出会ってからお金持ち・美人になりたい!と思っていたモデルはどこかに消えてしまいました。

その観察エラーを起こしてきた私たち人間は、目で見えるレベルの成功モデルを探してきました。戦争での勝者、億万長者、IT社長、今ならYou Tuber。それは条件によって変わる成功モデルです。未来永劫変わらないモデルとは何でしょうか?観察エラーの状態では何1つ幸せを得ることができないので、そこから生まれる成功モデルに憧れを持ち続けることはできません。実際、私の中でもモデルは常に変化していました。

ニーチェは瓶鳥の中の世界は、悲劇であり、屈辱であり、残酷であると言い、令和哲学では今ここ最悪の地獄と言っています。人類はその地獄の中だけで成功・幸せ・共同体社会をつくろうとしました。不健康な個人が集まってつくる社会は、何億人集まっても不健康です。ニーチェはこの世界を悲劇だと認識した時にUber menschで正面突破する、能動的虚無主義、英雄道徳を言いました。令和哲学では脳VS心。「目で見ちゃダメ」常に心が脳に勝利し続けることを言っています。その脳に勝利し続けた個人が集まって作る社会こそが人類が望む健康な社会です。その社会は戦争を生み出す観点の摩擦衝突ではなく、観点を無限に生かすことが出来る、無限の可能性を引っ張り出す、その協力関係を可能にさせる。1人1人が孤独にならず、胸を張って堂々と生きていくことが出来るのです。

日本人は侍精神を閉ざしたままです。日本人の本当の健康は侍精神を戻すことだと思います。鬱、自殺の悲しい現実をなくすためにも、脳の観点に勝利して、今ここ心で生きることを決断した日本人が侍精神を持つことで、堂々と世界に心の時代を発信できることが出来ると思います。令和哲学カフェに集まる300人が、その中心核になりますね。

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