第77回 9/11 カントと令和哲学(1) 開催レポート


第77回令和哲学カフェ
カントと令和哲学(1)

2020年9月11日(金)21:00~22:30

開催レポート

9月11日の開催報告です。

令和哲学カフェに初めてご参加の方へのお話しとして、「天才になるためには?」というキーワードからスタートしました。

天才になるか普通の人になるかの境界線とは何か、天才になるためにたった一つの足りないものとは? 今までの学問と今から必要な新しい学問である本物の哲学について。科学と哲学を比較し、今の時代になぜ本物の哲学(=知恵)が必要なのか。

令和哲学カフェとは『人間の無限の可能性を着火させ天才として爆発させる。天才の集団をつくる場。』という案内があり、簡単・シンプルに楽しく哲学の本質を理解しやすくする『ビンと鳥』の紹介がありました。

「カントと令和哲学」の1日目の今回は、カント哲学と令和哲学の比較と質問道場です。

今日から登壇する新しいメンバー5人の自己紹介の後、大学や大学院の哲学の授業では少なくとも半年かけて扱うカント哲学を、令和哲学者Noh先生からストーリー的にわかりやすく35分間でまとめたお話しがありました。

その中で日本人の私たちにとって印象的な内容をご紹介します。

世界で哲学が一番弱い国は日本って言ったら、皆さん怒りますか?日本は哲学的な思考は弱いと思います。なぜならば、中国・朝鮮半島から日本に来るときには日常生活で哲学が使えるものとして来る。日本のDNAは、モノをもらって、そのモノ以上をつくるのが得意ジャンル。だから抽象的な無のような世界から現実をつくる哲学は実は弱いんです。むずかしい。だけどモノづくりは今AIが全部できるようになっちゃうから、日本はヤバい状態。自分たちの一番得意ジャンルをAIができるようになっちゃうから。早く日本は哲学学ばないとまずい。でも哲学はもういらない、いいです、ってだいたいの日本人99%が言っている。怪しいとまで言っちゃう人もいる。だけど人間はもう哲学なしでは無用者階級になる。

哲学が一番苦手な日本を、世界で哲学が一番強い国にさせる自信がありますね。

世界で一番強いレベルではなくて、哲学で世界を統一しちゃう日本。今までの統一のイメージではなくて、世界で一番影響力もつ。今アメリカが影響力もっているが、今のアメリカの影響力の20倍30倍日本が影響力もつようになる。何で?哲学で!!日本がそのくらい哲学で強い集団になること、令和哲学はそれができるといいきって責任とりますから。

今日話すことはすごく重要です。

西洋哲学は難しくない。皆さん、コンピューターまたはスマートフォンを持っているはず。

無条件電気が通らないと声も聞こえず、模様形も見ることができない。それを3つで理解すればいい。①電気のことがわかること、②電気が通る道、車が運転して移動するように、電気が通る道が半導体・チップ。

電気が通る/通らない、どこを通ってと命令するアルゴリズム。これがプログラミング言語でありコーディングと言っている。今プログラミング言語ができないとAI時代、人間は大変になる。

③スクリーン画面がでる。主語・述語がうまれる。これがアナログ。

電気が通る/通らない、ON/OFFはデジタル。

これら3つの関係性を現実でわかってしまえば、西洋哲学は簡単にマスターできちゃう。あなたは今、スクリーン画面にいる。それはアウトプットされた画面、アナログの結果物。デジタルの動き・アナログの動き・電気(オリジナルの動き)の3つをわかってしまえば、すべての哲学者のことはわかってしまう、簡単です。

そして、本物の哲学がなぜ必要なのか、についても以下のお話しがありました。

科学は、認識の対象を開発開拓する“知識”の蓄積。模様・形があること、主語・述語があるもの、イメージ可能なことは全部認識対象となる。

哲学は、認識の主体を啓発する“知恵”の蓄積。認識の主体はイメージ不可能な世界。

一般常識からみたら、「無」って、何もないわけではないけれど、哲学表現では“非表想”といっている。心といっています。心といったら、考え・感情を心と思ってしまうので使いにくい。(考え・感情は心ではなく、認識の対象)

科学の開発開拓の対象は“表想”の世界であり、イメージ可能な世界。科学の本質は物質を開発開拓して、人間の体や生活を便利にさせてきた。さらに人間の体にまでチップが入ってきて、脳にもチップが入って、DNAまでも編集デザインするようになった。体が認識の主体となった時代は終わっちゃって、新しい認識主体を発見しないと、人間の存在意義がやばくなる。大きなパラダイム転換がおきる状態で、全世界がパニック状態です。

実は簡単ですけどね。本物の哲学の時代がくる。哲学の本質は、無意味の意味、無価値の価値。なにそれ?って思いますよね。体や生活を便利にするのが科学だったら、心をスッキリ、ワクワクさせるのが哲学の一番機能です。

以下Q&Aから、ひとつご紹介いたします。

Q:Nohさんは人間は誰しも天才だって言われますが、天才とはどんなイメージで言われてますか?

A:自分の個性の花が爆発して、自分のやりたいことだけ見つめて、それをずーっとやるのが楽しくてたまらない状態です。だから人の悪口とか言わないし、自己否定したり人を否定したりしなくて、今ここやってることが楽しくてたまらない。そんなスイッチオン状態の人です。個性が花が咲いてる。

継続して視聴することで、自分の可能性や生き方について今までとは違う日々の新鮮な感覚が身についていく令和哲学カフェ。

今回は、変化の激しい時代だからこそ、ワクワクしながら天才が量産される日本の近未来への道がイメージできました。

参加者の感想

通常は学ぶのに6ヶ月かかるカントを45分にまとめてくださって神技ですね・・・ しかも内容も観点の話などわかりやすく噛み砕いてくださり、しかもなんで日本に哲学が必要な理由まで話してくださってありがとうございます。聞き漏らしたところは再度聞きたいと思います。(JOYさん)

今日の令和哲学カフェは、改めて日本の基軸教育として若い人達が学ぶべき内容だなと感じました。 私自身、大学院まで行ったのですが、何のために学んでいるか全く分からず、流されるままに自分の人生を何かに任せて生きていたので、自分の中のエネルギーが不発弾を持った状態で40年以上生きてきました。なので、若い人達が令和哲学を学ぶことで、自分の哲学を持って、主体的に人生を生きたら日本が凄いことになりそうだと感じました。 そして、自分にもいつもエネルギーを湧かせてくれる場がこの令和哲学カフェだなと感じました。(あゆちゃんさん)

スゴすぎるカント哲学の整理でした!難しい哲学の言葉の意味を令和哲学とノ先生の解析で分かりやすく理解できました。専門で勉強したわけじゃないのに西洋哲学の脈略がわかって哲学と数学物理学の学問の統合が起きている歴史に残る現場に感動しました!(Mamiさん)     

今日は2001.9.11同時多発テロの記憶ともつながり、客観的真理の主導権争いにつながる、終わらない宗教紛争、身近なところでもウツやいじめ、常に常にエネルギーレベルでの優劣により自己価値を保とうとして派生する問題など、、人間は本当に傷だらけだと強く感じました。その中で、表面的な関係をなんとかつないで、システムの中で必死に生きている。本物の共通土台である1、本来の認識主体である電気まで戻らないと争いも終わらないし、本物のパワーそのものじゃないんですね。 みんなが天才を発揮する場がどうなっていくのか楽しみです!(miracle japanさん)


たくさんのご感想をお寄せ頂き
ありがとうございました。

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またのご参加をお待ちしております。

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