6月18日【第18回令和哲学カフェ】 尊厳の美学(3)
第18回令和哲学カフェ
尊厳の美学(3)
2020年6月18日(火)21:00~22:30
開催報告
第18回令和哲学カフェは、279名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
「尊厳」のテーマに入って3日目の今日は、WHT(Widening Heart Technology)でのNohさんの質問がどんどん深くなっていき、「尊厳関係とは何か」から、「目の前の人をどうみれば、尊厳関係を築くことができるか」、「尊厳は実在しているのか、それとも、道徳的な概念なのか」について、5人の討論者がそれぞれ語っていきました。
私たちはコップやペンを「存在している」と当たり前に思っていますが、それが果たして「実在」と言えるのでしょうか?
そもそも「実在」とは何なのでしょうか?
議論はカオスになっていき、YouTubeのコメント欄でも意見が活発に出されて、誰がどう答えるかの予測も盛り上がっていました。
最後に、「実在」についてNohさんから質問が出されました。
「模様・形があるものが実在か?」、それとも、「模様・形がないのが実在か?」、「令和哲学では、その2つがイコールだと言っているが、それはどういうことか?」
これは、形而上学とポストモダニズムの違いに繋がるもので、瓶の中と外のイメージを使って整理するとわかりやすくなります。
この「実在」の質問について、次回のNohさんの回答が楽しみですね。
次回は6月22日(月)となります。それまでの間にぜひ考えてみてくださいね。
それではまたお会いしましょう!
開催にあたって
人間は何をどのように考えればいいのか?
人間は何を実践行動するべきか?
人間は何を希望することができるのか?
人間とは何なのか?
これらが今までの哲学における質問です。
“ガラスのビンを割ることなく、鳥を殺すことなく
ビンの中の鳥がビンの外にでて自由にはばたくためにはどうすればいいのか?”
第6回~第15回の令和哲学カフェでは、
この問を使って哲学・観点について、学びを深めてきました。
今までの内容をひとまとめにすると、
「人間はなにであるべきか?」
「人間は何で生きるべきか?」という質問に集約されます。
その質問の答えが、今回のテーマでもある「尊厳」です。
令和哲学では、
人間は尊厳で生きるべきであり、
人間は尊厳の存在であるべきだと、提唱しています。
では、いったい「尊厳」とは、何なのでしょうか?
今回はその尊厳について、コミュニケーションワークWHTを使って深めていきます。
令和哲学カフェ第1期 シリーズ第3弾「尊厳とは」
第1回 6月16日(火)21:00~22:30
第2回 6月17日(水)21:00~22:30
第3回 6月18日(木)21:00~22:30
第4回 6月22日(月)21:00~22:30
第5回 6月23日(火)21:00~22:30
“尊厳”こそが、ありとあらゆる人間関係の基礎となる
『Dignity』 ドナ・ヒックス著 ノ・ジェス監修
自分への、他者への理解を深めて幸福に生きるたったひとつの原則。
http://www.noh-jesu.com/book#book-dignity
テーマに寄せて・・
“simple is the best beauty”
人類歴史は、美しさを追求してきました。
人間は美しくなりたいし、本当の美しい文化文明もつくりたいと願ってきました。
これまで生きる意味や価値を追求してた宗教の限界から、人類は科学の概念をもちいて豊かな世界をここまで創ってきました。
次の時代、令和では、宗教と科学を融合した美学の時代が始まることを提言します。美しさとは・美とは何なのか?を皆様と語り、それらを作るためにどうしたらいいのかを語る場にしたいと思います。
またのご参加をお待ちしています。
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