【第81回9月17日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

Noriko Shiomi

塩見 典子さん

今日の特異点

今回のテーマは「カント哲学と令和哲学の比較」でした。

今日のお話を、わたしなりに5つのポイントでまとめました。
1)令和哲学とは
2)哲学の歴史
3)カント哲学とは
4)カント哲学と令和哲学の比較
5)感想

1)令和哲学とは
知能(脳)と意識(心)を分離させるAI時代は、哲学がないと生き残れない時代です。
このAI時代を生きる77億人を1つにするキーワードとは何でしょうか?

それは、自由でも、平和でも、平等でも、愛でもなく、「令和」だと言い切るのが令和哲学です。

「令和」は、戦争不可能な永遠の平和状態です。
これまで人類が開発した言葉の中で、一番美しい言葉は「令和」です。
ウィトゲンシュタインは「語り得ぬものについては沈黙しなければならない」と言いましたが、絶対世界と相対世界(瓶鳥の外と中)の関係性を新しい言語によって描く令和哲学は、これまで実在していると確信していた現実が今ここで完璧に溶けてなくなる「さび」の美しさと、イメージ不可能・認識不可能・感じることも不可能な絶対世界「無」から、現実を構成する点一つが生まれる「わび」の奇跡を誰もが認識し、応用活用できるようにしたのです。

瓶鳥の外である心の世界と、瓶鳥の中の人間の脳が認識できる世界を統合した令和哲学は、これまでのすべての学問を上昇させ、完成させる完全学問の誕生であり、AI時代の礎となるでしょう。

2)哲学の歴史
そもそも哲学とは何でしょうか?
哲学とは、「自分とは何か?どこからきてどこへ行くのか?人間は何のために、どう生きればいいのか?」それの答えを知るために「この世界・現実は何からできているのか?」という問いから始まっています。

古代、タレスは万物の根元を「水」と説き、ピタゴラスは「数」、ヘラクレイトスは「火」と説き万物は流転すると言いました。パルメニデスは有るものは有る、無いものは無いと「不変」を語り、デモクリトスは「原子」と説きました。

ソクラテスは弁論術で相対世界を語るソフィストに対し問答法を通して「無知の知」を気づかせました。弟子のプラトンは「イデア」だけが本物とし、アリストテレスはプラトンの理想主義的な側面を乗り越え、現実主義の哲学を説きました。

中世になると、キリスト教を土台にした教父哲学、スコラ哲学が発達します。
神を中心とする世界観で生きていた中世から、ルネサンスによって人間性を尊重するヒューマニズムや、キリスト教の原点に立ち返る宗教改革などがおこり、個人が自らの理性を頼りに自由に活動する近世に移り変わります。

イギリスの経験論の祖ベーコンは、個々の経験的事実を積み上げて一般的法則を導き出す帰納法を用いました。また、「存在するとは知覚されることである」と人間の感覚を土台とするバークリーや、社会契約説で知られるロックも「人間は生まれつき真っ白な心の状態からから経験によって知識を得る」と説く感覚主義でした。

一方、知識の源を理性的思考に求めたデカルトは絶対確実な原理から個別の知を推論する演繹法を用い、合理論を説きました。XYZ軸の座標軸によって存在の動きを観察する数学など、経験しなくてもわかる論理主義の立場です。

しかし、このイギリス経験論と大陸合理論にも弱点がありました。
偶然に依存した経験論では、必然的な因果法則を説明することができません。そもそも100年しか生きられない人間の経験によって真理を知ることは不可能です。
また、同じ法則を反復する数学的合理論では知識の拡張は起きず、デカルトの疑って疑って疑い抜く方法的懐疑も真理に到達することはできません。

その弱点を補い経験論と合理論を統合したのがカントです。

3)カント哲学とは
カント以前の哲学とカント哲学には大きな違いがありました。

①主観が客観を規定するコペルニクス的転回により、一人一人の主体性・自発性・能動性を強調。
②人間の認識は外界の情報を鏡のように受動的に写すのもではなく、情報処理装置のようにカテゴリーに当てはめて能動的に認識している。
③行動を戒める法律ではなく、良心の法律に従う定言命法
「汝の意志の格率(行動の準則)が、常に同時に普遍的立法の原理として妥当するように行為せよ。」
④瓶鳥の外を「物自体」として無知の完全性を語り、それまでの形而上学を批判した
⑤人間の認識の完成は存在の出発点である

4)カント哲学と令和哲学の比較
カントは瓶鳥の外を語るも、具体的に「人間と人間の宇宙は実在しない」ことを言い切ることができませんでした。令和哲学では、瓶鳥の中と外を描くことができる新しい言語を開発し、明確に人間と人間の宇宙は実在しないと言い切っています。人間の脳ではイメージ不可能・認識不可能・感じることも不可能なひとつの動きだけが実在するとし、その凄すぎる1つの動きから現実が成り立つ仕組みを、新しい言語で説明しています。

行動の準則を促したカントに対し、令和哲学では観察の準則を訴えています。
目で見た結果の世界での行動の準則ではなく、令和哲学は目で見る前が勝負です。
今、77億人が幸せ成功になれる道、最大多数の最大幸福の道がみえているのか?
今ここ、目でみちゃダメ!1からみる、観察の準則が令和哲学の基本です。

哲学のアルファである「存在の出発」(時間・空間・存在・エネルギーがない「物自体」)と、哲学のオメガである「認識の完成」(観察の準則=77億人が幸せ成功になれる道、最大多数の最大幸福の道)が、今ここで認識できることが哲学の完成です。

5)感想
長い歴史の中で、人間は「自分とは何か?人間は一体なぜ、何のために生きるのか?」その答えを知るために「宇宙の根源、世界の根元とは何か?」という問いを探求し、知のバトンを受け継いできた哲学の脈略に、感慨深い気持ちになりました。

わたしたちは「自分と自分の宇宙は実在しない」ことを、誰もが日常で明々白々に認識できるようになりました。今ここ完全観察システムを習慣化して、体感覚に心感覚をつけることで最大多数の最高の幸せの道を、いつもみることができる観察革命をおこせるのです。この、直接心を啓発できる令和哲学の誕生は、人類の知の勝利だと思います。

パラダイムの大転換が起きる、心の時代の幕開けにワクワクしました!ありがとうございました。

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