【第182回2月25日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

    haseyu

 はせゆ さん

今日の特異点

今回のディスカッションテーマは、

「不老不死の生命」についてでした。

冒頭のプレゼンでは、細胞とウイルスの違いの説明が分かりやすく解説されていました。
細胞に関しては、ニーチェの言葉を借りると内なる力を利用して自ら栄養摂取してエネルギー生産しています。
それに対してウイルスは、ウイルス単体では自力で増殖できず、寄宿しないと生きられません。

そしてプレゼン最後の方の言葉が衝撃的内容でした。

これからの時代は、「自らの寿命を決める時代」へ。

生きるとは何か?死ぬとは何か??の定義が0化されるような言葉でした。

不老不死の時代が到来した場合、人間はどう生きるのか?
非常に難解なテーマでしたね。
私が出演した時のテーマの1つでした「覚悟」という言葉が出てきましたが、不老不死という時代の元での「覚悟」という規定は、幾分意味合いが違いましたね。
「覚悟」を持つという概念自体が無くなるのでは?

生きるも死ぬも選択自由で無限大が故、この状態を受け入れる覚悟?
はたまた生死関係なく、チャレンジする覚悟、意思決定して自らの道を切り開いていく覚悟?
という結論に落ち着いた感がありました。
また、逃げ場がない(=死がない)からこそ、逃げ場がないという生き方をする覚悟とも捉えられました。
ビルディング設定では、
脳には絶対負けない!心そのもので生きるぞと覚悟を持って生きる、
そして尊厳を持って心のままに生きることで、
自分の命以上に大切な使命を持って生きられ、
結果心を燃やす生き方が出来、
心燃える生き方をする中で人間理性を取り戻す生き方が出来る、
失うものは死と言っていたので、その際ファシリのたのしみずさんの解釈では、
今回は不老不死というテーマでしたが、生きるも死ぬもない不生不滅という言葉とも繋がり、
その境地で人間理性を取り戻す生き方こそ、
不老不死の時代に人間がどう生きるかというビルディング設定が完成しました。

コロナ危機が到来した今、今までだましだまし生きてきた動物レベルの人間の生き方からの卒業。
逃げ場がないからこそ、真っ向勝負する必要がありますね。

生き方の路線チェンジを強いられる今だからこそ、思考方式を確立した集団知性体として人間はどう生きるか?
真剣に考える場が宝ですね。

覚悟のイメージと勝負するイメージが整理され、命の使い方の方向性が定まるそんな素晴らしい回でした。

令和哲学アワードの詳細はこちらより

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。