【第157回1月19日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

りんごさん

今日の特異点

本日のテーマ「性という境目」を通して

「私は女である。」ということが当たり前すぎて

『誰もが性を持っている。』という認識をこれまで持ったことがなかったことに気付きました。

問いを投げかけられることで自分の中に「男のイメージ」や「女のイメージ」があったんだと改めて確認できました。

そういう私は2人の女の子の母です。
(ここで女の子と勝手に規定していることにも違和感を感じつつ、混乱を避けるため女の子と規定します。)

長女を子育てする時に気を付けたことがありました。

それは、

女の子だからお人形で遊ばせる。男の子だから車で遊ばせる。

女の子だからピンクの服。男の子だから青の服。などの決めつけをしない。

女の子だから〇〇しようね。などの言葉かけを意識的にしないようにしました。

背景には私の両親が教員で、ジェンダーバイアスなどのを教師時代に学んでいて、育児の際に母から教えられていたからです。

また私自身も

親の勝手な決めつけで、子供の選択肢を狭めることはしたくなかったし、

好きな色、好きな遊び、好きなもの、それを親や環境の圧力なしに選べる、そんな子育てがしたい思いがありました。

しかし今回のWHTを通して、ある程度の知識はあっても

無意識のレベルで「男性なら〇〇、女性なら△△」などの固定したイメージを持っていたんだ!

ということが明確にわかり、

それは脳が自動的に反応して作り出した固定、無意識なので自分では気が付かないということもわかりました。

WHTの質問と共に自分のことを振り返ると、

男性は出産も育児もなく何の寄り道もせず成功を追い求めた人生を歩めていいよね。

仕事中は子供のことも考えず、お迎えの時間も考えず、夕飯の材料も考えず、

単純に仕事に熱中すればいいんだから、いいよね。

などの気持ちでいっぱいのまま子育てをしていました。

こんなイメージ・境界線を無意識で持ったまま子育てしていたので、存分に子育てに影響があったと思います。

思い返すと、母も父に対して似たような感情を持っていました。

そこには深い諦めがあったように思います。

どうせ私(女)が子育てをしなきゃいけないんだ。

私(女)にしか子育てはできない。

あなた(男)にお願いなんて出来ない。

あなたは男だから女の私の気持ちはわからない。

という母が持っていた女(母)はこうあって当然だ!男(夫)はこうあって当然だ!という認識からくるもではないかと思います。

その固定した当然が無意識すぎて、自分では気が付かないものだから、
いくら知識があっても、知らず知らずに境界線を持った状態だったと思います。

自分のことをどう思っているのか?

そのイメージはどこから来ているのか?

そんな大切な確認作業がないまま、結婚して子育てすることは、もしかして無謀だったかも!?

今では笑いごとですが、実際はかなり悲惨な状態でした。。。

しかしこんなに大切なことなのに

学校でも家庭でもこうやって性について自分が持っているイメージを共有し合うことなんてありません。

元教員の母から、性について固定した観方が子育てに影響することは前述した通り教えてもうらことはできました。

しかし自分の中の〇×、男は得、女は損など育った環境で無意識に作られたイメージまで観察したり、

その無意識の固定・境界線がどうやって生まれるのか?

そんなことまで考えたことも教えられることもありませんでした。

人が生きるうえでとても重要であるのに、
当然すぎてこれまで誰も気が付かなかった領域だと感じます。

だからこそ令和哲学のように

人はみんな固定したイメージ・境界線があること。

それが自分ではわからないから、場を通して固定したものが絶対じゃないんだー!と納得していく。

イメージや境界線が5感覚・脳を土台に環境によって受動的に作られたものなら、

真のあなたはどうしたかったのか?

どう在りたかったのか?

その自分で何をしたいのか?

を確認していく教育が必要だと思います。

大人だけでなく、これから成長していく子供達へもこんな教育があったら、

当然が当然じゃなくなる、目から鱗の感動の連続が可能になるのではないでしょうか。

そしてイメージ・境界線を完全にゼロ化したところから、

性も生き方も主体的に獲得していけることで本当の「生きる」が始まると思いました。

アッキーさんの素晴らしいプレゼンとファシリテーションに感動しました。

観点をより深く考察する機会を作っていただき、ありがとうございました!

令和哲学アワードの詳細はこちらより

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。