【第136回12月10日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

Kishimoto Shingoro

岸本 真吾さん

今日の特異点

今まで守られてきたところから、突然砂漠に放り出されて「生きていけ!」と言われたような感覚で今回のチャレンジが始まった。

そう話す今回の令和哲学カフェをリードする大川マコトさん。

私はそんな彼の、全てを自分で決めていくチャレンジの姿勢に心を打たれたことが最も印象に残っています。
大きなプレッシャーを感じながらも、期待と希望に胸を膨らませる、そんな複雑な気持ちがあったに違いないと私は感じています。

そしていつも思うことではあるけれど、リード者の個性が色濃く反映されていたのは言うまでもない。
数日間を通して彼の令和哲学を見た気分になりました。

”ある”ものを”ない”(逆もまた然り)といいがちになる「感覚のクセ」と表現していましたが、それがあっては経験から来る確信の根拠などもてるはずもない。ところが無感覚である瓶鳥のない世界が実在するのなら、今までと全く異なる根拠がもてると。
そしてさらに、その新しい無感覚を使ってどのように生きることができるのか、というテーマ。

このような内容を、彼の生まれ育った環境や面白おかしい写真を使ったイメージの話を織り交ぜながらすすめる場面は、とても魅力的だなと思いました。

また、WHTにおける彼と参加者の皆さんが創る場の雰囲気もすばらしかったです。
マコトさんが仕切っているのではあるけれど、それがひとつの役割にすぎず、リード者も参加者も皆がその場を創る人という平等な関係がしっかり保たれている感じがしました。
そのような雰囲気があったからこそ、なかなか論破が始まらなかったり、うまくアウトプットができない参加者がいたとしても、自然な雰囲気でまとまりを維持しながら乗り越えられたのではないかなと思います。

最後に、これからの日本や自分の未来がなかなか明るいとは言えない今の時代に、参加者一人一人の感想で、このテーマでディスカッションできることが嬉しいとか、この場で語り合えてよかったとか、熱く燃え上がりたいとかという言葉を聞くと、本当に希望を感じることができました。

場を創ってくださった大川さん、参加者の皆さん本当にありがとうございました。

令和哲学アワードの詳細はこちらより

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