「残酷な天使のテーゼ」Lunch Question vol.12 開催報告


7月29日、Lunch Qurstionは12回目の開催を迎えることができました。

いつも暖かいご声援ありがとうございます!

今回は初の試みとして、「LunchQuestionを楽しむために」というお話をさせていただき、本編に入りきました。

■ 本日の曲

『残酷な天使のテーゼ』

■ 曲の背景

「残酷な天使のテーゼ」は不朽の名作「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌として知られています。

楽曲は1995年10月に発売され、50万枚以上を売り上げる大ヒットを記録しました。

アニメは今なお愛され、大ヒットを記録。スタートから24年経った今でも、映画の追加公開が決まっているほどの人気があります。

■ Noh先生によるポイント解析

今の日本の現在地(=ステージ2)の現実自体が「残酷な天使のテーゼ」。

ステージ3を引っ張っていく日本の若者を「少年(=あなた)」で表現。

曲から読み取れるメッセージは

「今の日本の現実を(裏)切って、ステージ3の日本を開いて。そうなればあなたは、歴史の主人公、神話になる。ステージ3の日本を開いて、英雄になれ。」

解析の詳細などをもっとみる

■ Lunch Questionが生んだ詩人わんわんの詩

https://ameblo.jp/whitelilac/entry-12613754662.html

■ Noh先生が観る曲に秘めたメッセージ

「エヴァンゲリオン」のストーリーは、人類補完計画ですよね。

ステージ2の日本は、原爆を2つ落とされて日本の感情を殺して、「これからはアメリカの時代、アメリカのステージなんだ」と認めた上で、日本の考えや感情が生まれないようにして、モノ作りに走った。「メイドインジャパン」を作って、世界をお金で統一する強烈な勢いでいった。

そこに、アメリカやイギリスが円プラザ合意をしてバブルがおきた。バブル爆弾のようなもので、その結果、日本の若者が希望を持てなくなって、家族の絆も破壊されて最悪の状態になった。そこからの「人類補完計画」。

人間の孤独、「ATフィールド」に対して、固定した観点やアイデンティティを超えて、

サードインパクトで一気に上昇させていくやり方で人類を補うのか。そうではなく、一人ひとり個人の悟りによって、徐々に人類を補っていくのか。

主人公のシンジは中二病のシンボルのような人だったけど、「エヴァンゲリオン」の世界からみたら、ファーストインパクトのアダムを裏切ってセカンドインパクトが起きて、リリスとかが出てきて、不完全な人間の後孫が量産されて、アダムの後孫のシドの攻撃がくる。堕落した人間の原罪、その罪の結果である孤独。

終わりのない孤独をどう突破していくのか。孤独のきっかけがATフィールドで、他から自分を守る。それは、騙す騙されるゲームでもあり、心の壁をみんな持っている状態。だから他人の話が聞けないし、出会っても本当に出会ってない。

「エヴァンゲリオン」は、シンクロ率がどのくらい高いのかによって、身体も溶けて、宇宙も溶ける。令和哲学でいえば、ガラスの瓶の外に出る。シンクロ率をどこまで高めるかによって、「エヴァンゲリオン」を自由自在に運転できるし、シドの攻撃も制圧できて、人類全体の不完全を補うことができる。そんな背景の中での歌だと思います。

今の日本とアメリカでイメージしたら、アダムと使徒のアメリカ。リリスと人間の日本。その形で争いながら、人類全体を上昇させる。人類を救済する福音=エバンゲリオン、そんな映画ですね。

シナリオの論理展開が、バイブル(聖書)の神話をベースにしている。アダムとエバの前段階までも取り入れてるから、かなり複雑で、内容の整理整頓ができて、解析するのは本当に難しいだろうと思います。令和哲学では統合することができます。日本の無意識を象徴しているアニメだと思いますので、また「エヴァンゲリオン」の解析の場を持ちたいと思います。

■ 参加者の感想

・Launch Question最高ですね。「エヴァンゲリオン」にあまり興味なかったけど、やはり大和魂とつながってるんだ、と思ってうれしかったです。

・コロナをテーマにされてたのが面白かったです。

・元々「エヴァンゲリオン」が好きで、10回くらい観てます。この作品がヒットした背景に、苦労していて臆病で勇気がない少年の主人公が使命があることに気づくという話で、誰もが持っている内面の無意識が自分と重なっていく。当時の自分もそれに惹かれて、自分も変わりたいと思って観ていました。日本人一人ひとりの中に、臆病なところ、変えたいところ、自分の可能性を開花したいとかろがあると思う。そこがヒットにつながったと思います。

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