「特異点」ディスカバリー部門 エントリー【第15回6月15日分】


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「特異点」ディスカバリー部門
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昨日の令和哲学カフェ(6月15日 第15回)は、10回に渡って行われたテーマ『哲学/観点』の最終日でした。

最終日は、とにかく「感動!」の一言でした。

Nohさんがたった20分間で「哲学とは何なのか?」「なぜ哲学が必要なのか?」の総まとめをされ、今まで全く哲学に触れてなかった私でも、超難解のカント哲学を含め「哲学/観点」をシンプルに美しく理解することができ、鳥肌が立ちました。

Nohさんは語ります。
「なぜ、科学技術は進化発展が起こるけど、哲学に進化発展が起きないのか?」

私は、めちゃくちゃ難しい問いに、頭を抱えました(笑)

科学技術は「認識対象の開発」で、哲学は「認識主体(私)の啓発」です。今まで本当の認識主体(私)を分からなかったから哲学の進化発展が起きないとのことでした。

私たちは「自分の体=認識主体」だと思い、自分の体以外を認識対象だと思っていますが、実は自分の体含め、「見えてる世界全てが認識対象」だと規定されました。
そして、本物の認識主体と、認識形式(カントが発見した世界)の出会いによって、認識対象(この世界)が生まれているとのこと・・・!!!

目からウロコでした!!

別角度から伝えると、私たちは「瓶の中に閉じ込められた鳥」のようなもので、瓶から出られず、本当の認識主体(私)と出会えていない状態だということです。
認識主体がエラーなので、今まで生み出されたすべての知識・技術・学問にエラーが起きているとのことでした。

私は、Nohさんの整理を聞きながら、瓶の外(本物の認識主体)から、瓶の中の仕組みを観られているからこそ、今まで人類が生み出した哲学の歴史の脈絡を整理し、伝達までできていることが圧巻で言葉になりませんでした。

最後に「哲学とは?」と整理をされ、再度、本当の哲学とは何かを考えさせられました。

「私たちは思い込みの認識主体に閉ざされていますが、認識主体の概念拡張を通し、一番理想的な結集と生産を可能にさせる智恵の学問が哲学だ。そして、人間にとって一番深い根本問題を発見することが哲学の課題であり、出発点である。一番深い根本問題を、カント哲学では認識形式(令和哲学では”観点”)の不在で観ることに成功し、真理の基準を客観世界から主観世界に移動させる哲学のパラダイム転換を起こすことに成功したカント哲学は、歴史上一番偉大な概念を発見した人となる。」

カント哲学が西洋哲学史上、コペルニクス的な認識の大反転を起こしました。しかしカントの発見した認識形式はなかなか伝承されず、西洋哲学は、個人で止まってしまっているという限界があります。

だからこそ、西洋が牽引してきた哲学の限界を補い、英雄集団・英雄産業を生み出せる令和哲学にとてつもない希望を感じています。

質問道場では、参加者一人一人の質問に対し、Nohさんがとても丁寧に答えられる姿勢に深い愛情を感じました。25年前に福岡の地で本物の主体に出会い、25年間、韓国人でありながら一貫してJapanMission/JapanDreamを語られ、私たち日本人の可能性を見続けてくださる姿勢に涙が出そうになりました。

この令和哲学カフェを通して、私自身の認識水準は格段と上がっていますし、日本人が毎日参加することを通して、本当に格好良い侍として目覚めていく確信を日に日に強めています。

今回の「哲学」の整理により、人間とは何かが明確に理解でき、次は人間はどう生きるべきかの「尊厳」をテーマにされるそうです。どんどん参加しやすい内容になるそうで、これからも楽しみです!

 

令和哲学
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特異点ディスカバリー部門

Auther : Keiko Kumakura

熊倉 恵子さん

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