6月9日【第12回令和哲学カフェ】 哲学の美学-カント(7)


第12回令和哲学カフェ
哲学の美学-カント(7)
2020年6月9日(火)
21:00~22:30

開催報告

第12回令和哲学カフェは、259名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

テーマは引き続き「哲学」です。

今回は、以下の2つのスッキリを目指しました。

⑴昨日のWHTコミュニケーションワークでのカオス(混沌・混乱)がスッキリ
⑵カント哲学についてのスッキリ

昨日のWHTでのお題「だます・だまされる」について、Noh先生の詳細な解析のシェアは、視聴者から大きな反響を呼びました。

これは、Noh先生の傾聴力、統制力、判断力が常に令和哲学でいうイメージ不可能・認識不可能・感じることも不可能なひとつの動きから、仕組みで整理しているからこそ出来るものだと実感できます。

さらにドイツの哲学者カントの『純粋理性批判』と『令和哲学』の共通と違いがさらに深まっていきました。

“だます側:認識主体“と
“だまされる側:認識対象“は
どちらが本物なのか?
2つの中で1つは偽物である、という流れから

今回は、質問道場(QA形式)で沢山の視聴者の皆様からの質問に答えながら「哲学とは?」の整理も明確になりました。

カントは経験しなくてもわかる理性と人間が経験した知識の2つを制圧できたが、『令和哲学』でいうJ、0=∞=1を発見できなかったのはなぜなのでしょうか?

という質問に対して、

西洋は物事を分けて考えており、カントは完璧にこの世のことから決別ができなかった。
東洋は融合して考えており、その究極のカギ、歴史上最大の発見である「間」に福岡でNohさんが出会ったという興味深い回答でした。

そしてNoh先生から「不安」と「憤怒」について投げかけがあり、じつは今の教育に対して憤怒が必要で、日本は船民族で世界一チームプレイが大好き。英雄集団日本が大活躍するのは間違いないと、私たち日本人への熱いメッセージもありました。

次回の第12回は6月10日(水)です。
どうぞお楽しみに。

今月の予習

今週の令和哲学カフェでは、彼は18世紀を代表する近代哲学の祖と呼ばれる「カント(イマヌエル・カント(Immanuel Kantドイツ (1724年-1804)」から,令和哲学で哲学について深堀していきます。

哲学とは「人間とは何か」を探求する学問であるとカントは主張しています。カントを理解することを通して「人間とは何か」が見えてくる気がしませんか?

カントは『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書が有名です。中でも、「コペルニクス的転回」と呼ばれる認識論上の革命を起こした『純粋理性批判』は今回の令和哲学カフェのご参加では予備知識としてみておくとよいかと思います。
一体どこが革命的であったかを知ると今回の令和哲学カフェが2倍面白くなるでしょう。

カントを知るうえで押さえておきたいポイント

「認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う」

POINT! それまでの哲学でいわれてきた、人間の認識は対象を受け容れるものだとした認識論に対し、人間は対象を認識することはできず、人間の認識の主観が存在を構成するのだと説いたことです。このことから、人間の認識の限界を探求する近代の認識論が成立しました。

テーマに寄せて・・

“simple is the best beauty”

人類歴史は、美しさを追求してきました。


人間は美しくなりたいし、本当の美しい文化文明もつくりたいと願ってきました。
これまで生きる意味や価値を追求してた宗教の限界から、人類は科学の概念をもちいて豊かな世界をここまで創ってきました。
次の時代、令和では、宗教と科学を融合した美学の時代が始まることを提言します。美しさとは・美とは何なのか?を皆様と語り、それらを作るためにどうしたらいいのかを語る場にしたいと思います。

レポート&アンケート


またのご参加をお待ちしています。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。