【第59回8月18日分】「特異点」ディスカバリー部門 エントリー


令和哲学
AWARD

特異点ディスカバリー部門

   Shiomi Atsuko

塩見 敦子さん

今日の特異点

【ドゥルーズと尊厳 第4日目 ~力~】

前回は著作『差異と反復』にある同一性の問題と違いをテーマに、今回はガタリとの共著作である『アンチ・オイディプス」の紹介をするために『力』とは?暴力・財力・魅力・人間力・人間関係力・組織力などが色々ありますが、その『力』を生み出す源とは?の質問をWHT登壇者の5人と参加者、視聴者になげられました。

違いと違いが出会って欲望、欲望が圧縮すれば力になる。欲望が波動なら力は粒子。

私たち人間は脳に支配された状態で文明を発達させてきました。ドゥルーズは今、私たちが「資本主義機械」にいると言っています。

〇EGOの欲望
〇人間の欲望
〇資本家の欲望
〇資本(お金)の欲望

欲望によって機械的なことを繰り返し、ウイルスシステムを量産していきます。
違いの哲学であるドゥルーズは、今ここが形状記憶+アルファでいつも違いが生まれるから、今この瞬間、新しい自分、新しい相手、新しい出会いになる。人間の心は束縛されないNomad遊牧民であるから常に固定されない動き、だから同一性はない。ウイルスシステムを資本の欲望を使って変化できるのではないか?と言っています。

令和哲学は、脳のウイルスにやられない、常に新しいID、新しい感情、新しいエネルギーが生まれ、クリエイティブ能力が無限大、心が満たされている状態、×⇒〇の変化ではなく、〇から更に○○の変化。その大自由な人間たちが、モノを製造する人間のチームプレーを次元上昇させ、組織をイノベーションさせる。思いっきり祭りを楽しむ。だから今まで走り続けた資本の欲望、資本のキャラを変えていくことが出来る、細胞システムをつくることができる。

……とここまで聞いていたのですが、涙がでてきたんです。細胞システムがあればどれだけ偉人たちの心が満たされたかと。哲学者はどれだけ孤独だったのだろうかと。概念を使って数学は数式で検証、物理学は実験で検証、そこには結果を脳で目で確認できるし共有する研究仲間がいる。哲学は目で確認できないから、本当に理解されにくい。それに哲学の概念は今までの哲学概念を全て0化して、全く新しい概念を生み出すから、今の世界が固定で当たり前の中で生きている人たちからすれば、受け入れることは皆無に等しい。新しい概念によって人間が解放されると分かっていながらも理解されない苦しさ、もどかしさ。どれだけ不遇の時を過ごしたのだろうかと考えてしまいます。ニーチェもドゥルーズも彼らに聞かないと分かりませんが、人生の結果をみると心が相当苦しかったはず。

……と思いながら、視聴を再開した時に、この場は笑顔で溢れていることに衝撃を受けました。今までの哲学者の不遇を間接的にみた私は、この違いに驚いて、「これが細胞システムの生み出した結果なのか」と妙に納得しました。出演者の勇気と自信感。分からないことを自信もって「分かりません!」と言ったり(笑)一番強烈だったのが、Noh先生は孤独ではなく、出演者と共に場に溶け込みフラットだったこと。今までの哲学者は孤独が当たり前なのに!このフラットな場があれば、孤独を感じることはない。そしてフラットな場を生み出すのが細胞システムだった、それを私は目で確認をしてしまった。なんとも大事件!
「神の死」「人間の死」「この世界の死」全てをALL ZERO化し再創造した世界。ドゥルーズが明確ではなかったけど代案を出している細胞システムがここにありました。

令和哲学アワードの詳細はこちらより

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。